むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 (双葉文庫 あ 66-04)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 599
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575527025

作品紹介・あらすじ

日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! ベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回収録されたのは、「かぐや姫」「おむすびころころ」「わらしべ長者」「さるかに合戦」「ぶんぶく茶釜」の5編。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのか。各作品を通してのテーマが隠されており、それぞれのつながりも楽しい短編集です。

感想・レビュー・書評

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  • よくこんな発想が出るもんだと思うが、今作は飛び道具的要素が多かったかな。竹取はまともに面白いし、おむすびは最後の設定でぶっ飛ばしてから終わる感じ、猿蟹も怪しいなと思ったらそういう系、品を変えながら充分に設定を活かしたトリックやどんでん返しが楽しい。前作の赤ずきんが結構良かっただけに、上がったハードルに困らされた感もあって、続けていくのしんどそうだなとも思ったりする。

  • 今作も昔話をベースにいろんなミステリーが詰め込まれています。個人的には、『七回目のおむすびころりん』『真相・猿蟹合戦』『猿六とぶんぶく交換犯罪』はこう来たか…とニヤニヤしてしまうほど面白かったです…。
    それぞれのお話にちょっとした繋がりも見えてきて、何度も驚かせてくれる。
    このシリーズ、好きだな~と心から満足できて良い読書時間でした。

  • 赤ずきんの方が面白かったなぁーわかりやすくて笑

    竹取物語のは読めたけど後半は元の物語もあんまり知らないからよくわからんかった、、

  • 昔話×ミステリーの第二弾。
    竹取物語、おむすびころりん、わらしべ長者、猿蟹合戦、文福茶釜をベースにしたミステリーを収録。
    全ての話が実は繋がっていたり作中に伏線があったりとミステリーとしてしっかり成立している。
    子どもの頃に読んだり読んでもらったりする昔話が多く、懐かしい気持ちもする。

  • 毎作、伏線回収がすごくて面白いです。
    わらしべ多重殺人は何回も読み返さないと誰がなんなのか忘れてちょっと難しかったです。

  • 昔の話し言葉で少し読みにくかったです。童話のシリーズが好きです^^

  • うーん、、無理矢理感があるような、作者が楽しんで書いていないように感じてしまった
    シリーズ1作目から読んでいたら違ったのかも

  • 2024/4/5 読了

  • おむすびころりんの、いじわるじいさん、そこまで根気強く頑張れるなら、地道に働けばいいのに!と思ってしまいました。

  • 昔話を題材にしたミステリー。
    ユーモラスだが、ブラックなユーモアもふんだんに盛り込まれている。面白く、軽く読める。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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