孤愁ノ春 ─ 居眠り磐音江戸双紙 33 (双葉文庫)

著者 : 佐伯泰英

• 双葉社 (2010年5月13日発売)

感想・レビュー・書評

[大一大万大吉さんの感想 · 2015年5月15日]

田沼意次の手によって家基が亡きものにされ佐々木道場も潰された。玲園夫婦を失った磐音は傷心の心で江戸を去って新たな舞台へ移りストーリーも新たな展開が始まる。大きな転換の一作。

[taichi21okさんの感想 · 2014年8月13日]

失意の中の旅立ち。早く平和が来て欲しいが暫くは無理か。

[fyukawaさんの感想 · 2014年3月12日]

場面が次々代わりそれぞれの立場や気持ちを吐露され、泣きそう。

[hiro8940さんの感想 · 2013年12月21日]

先はまだまだ長い・・・

[雪月ソウさんの感想 · 2012年9月10日]

前巻を読んでから日が浅かったせいか、前半は読んでいるうちに泣けて泣けて仕方がなかったです。
負けたと言いたくないけれど、世の中は確実に田沼政治一色になり、それまで親しかった人々ですら息をひそめて黙って磐音夫妻が江戸を去るのを見守らなければならないとは。
未だはっきりしない近習の人々の処遇が気になります。
でも、妊娠初期のおこんさんを連れての逃避行…かなり無謀ではあります。

[Hankacho(評価せず感想のみ)さんの感想 · 2011年12月24日]

33
後始末が泣ける。江戸を抜けるまで憂いが何波もやってくる感じ。最後に刈谷の佐々木家先祖の墓に義父母の遺髪を埋葬。

[fwgk6446さんの感想 · 2011年10月16日]

大きな転換点を迎えた居眠り磐音の新シリーズ第一弾。
旅に出た磐音とおこんに二人のお供が付き添い物語を盛り上げます。これからまた面白くなりそうです。

[ゴルフ１３さんの感想 · 2011年10月13日]

逃避行中だったので盛り上がりが少なかった。

[nutskixさんの感想 · 2011年4月5日]

総じて切ない巻である。
ただ遠湖でのおこんさんの活躍は素敵で爽快。

[もくようさんの感想 · 2010年12月5日]

今作は全然、痛快ではなく心が痛む話です。
この先どうなるのか？？
暗い世の中に暗い話は今一つですね・・・

著者プロフィール

佐伯 泰英（さえき やすひで）
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。