チリンのすず (フレーベルのえほん 27)

  • フレーベル館
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本棚登録 : 469
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577003275

感想・レビュー・書評

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  • あのやなせたかしさんの作品なのですが、とっても恐ろしく、かなしいのです。

  • この話を知ったのは4さいくらいだったでしょうか。あらすじは憶えていなくとも、その悲しさ寂しさといった感情をとても強く感じたのを憶えています。
    もともとのアンパンマンもそうですがやなせたかしの作品には「孤独」というものがとても強烈に現れているように思います。
    妄想好きだった私の中のファンタジーのルーツかも?
    これから子供に読んでやりたい一冊です。

  • 衝撃を受けた

  • やなせたかしワールド全開。
    こどもの読む絵本としてはあまりに深い、こどもの知性への信頼の大きさに驚かされる一冊。

    ネタバレ絶対避けたいのでなにも書きませんが、大人に読んでほしい、そして感動してる様を傍にいるこどもに見せつけてほしい。

    ストーリーにも、ことばひとつひとつのチョイスにも、考えさせられるものがある。
    かなしい、だけでは済まされない、良かったとは言えない、名作「ごんぎつね」にも通じる読後感。

  • セリフの「先生で お父さんだった。」が心にじ~んと胸にきました。

  • 読了

  • やなせ たかし (著)

  • 絵本を超えた一遍の文学作品としても遜色ないほどクオリティの高い絵本です。
    世代を越えて問いかけるそのテーマは「喪失」と「無常」。
    やなせたかしさんの描く愛らしい仔羊のチリンが変貌していく様(さま)に読み手は惹きこまれていくでしょう。
    10年、20年、30年と時を経て読み返してみてください。
    世の中の酸いも甘いも経験した大人になってから読むと、より深くこの作品のメッセージが心に響くのではないでしょうか。

    もちろん、子どもの頃に出会っていれば、こんなに幸せなことはありません。
    この作品に感動できる子はその後も豊かな読書人になっていくことでしょう。
    なぜなら、読み終わっても永遠に心に問いかけるテーマを持っているからです。
    その答えを探す旅は人生そのものです。

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著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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