おとうさんだいすき (ジョイフルえほん傑作集 12)

著者 :
  • 文研出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580811294

感想・レビュー・書評

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  • 2歳5ヶ月。図書館で借りた本。
    今月のおすすめ本だったので父の日の前に借りてみた本。
    動物たちが自分のお父さんを自慢していく中で、1匹だけ子熊がしょぼんとしているのをみて息子が「泣いてる、抱っこしたい」という。
    最後は、動物たちといっしょに「おとうさん、だいすき〜」といって、そのあと何度も繰り返し読んでという。


    だいぶシンプルな本だけど息子の心にほんのり灯りが灯ってくれたような気がして嬉しくなる。父ちゃんに、言ってみて??というとなかなか言ってくれないけれど、父の日は「おとうさんだいすき」言えるといいね!

  • 悲しさから一転、楽しさへのてんかんがみぎと転換が見事!

  • 2017.4 市立図書館 娘2才5ヶ月

  • 動物の子供たちが集まって、それぞれ自分のお父さんは何の運転手だとか、何を運転出来るとか自慢する。
    レーサー、飛行機、船。
    けれどくまの子だけお父さんが何の運転手でもないので自慢が出来ない。
    家に帰ってなんでお父さんは何の運転手でもないのかと恨めしげに尋ねると、くまのお父さんは地球の運転手だという。
    みんなが地球でずっと長く暮らしていけるように地球を運転しているのだとか。
    その後、くまの子はお父さんに肩車をしてもらい、お父さんの運転手になる。
    それを見た他の動物の子供たちも一斉にお父さんに肩車をしてもらい、お父さんの運転手になるのだった。

    本のタイトルは自慢したい大好きなお父さん。
    そこからお父さんは地球の運転手と話が展開している。
    深い。

  • 「乗り物特集」と題したお話会で、5歳5ヶ月姉姫と3歳1ヶ月ちび姫が読んでもらった絵本の一つ。

  • 司修さんの作・文・絵の絵本です。
    この絵本は「司修のえものがたり」で知りました。
    パステル調の絵が素敵です。

    ストーリーは
    動物の子供たちが集まって、おとうさんの自慢話をはじめます。
    ところがクマのおとうさんだけ何の乗り物にも乗れません。
    じょぼくれて帰ったクマにおとうさんはこういいます。
    「おとうさんは、ちきゅうのうんてんしゅさ。」

  • H23年 6月 6-3

  • 「ぼくのお父さんはね、、、」みんなお父さんが大好き。
    森の朝は、どうぶつの子どもたちの自慢話でにぎやか、
    でも子ぐまだけはションボリ。父と子の心の交流を優しく温かく描いた絵本。

  • 子ども同士でお父さんはこんな乗り物に乗れて凄いぞと自慢しあいます。
    そのなか、くまさんのお父さんは特に何も乗らないのでくまさんはしょんぼりしてお父さんに文句を言うのに対し、お父さんが「ちきゅうのうんてんしゅさ」と返すあたり、凄い!って思いました。

  • みんな自分のお父さんが大好き。何にも運転できないおとうさんは、実は地球を運転する!すばらしい。絵もとてもかわいい。

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著者プロフィール

司 修(つかさ・おさむ)
1936年生まれ。画家、小説家。法政大学名誉教授。
中学卒業後、独学で絵を学び、絵画や版画をはじめ、絵本、書籍の装丁、挿絵など多岐にわたる作品を発表。また小説やエッセイ、脚本など文筆分野での活躍でも知られる。
1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。 1993年 「犬」で 川端康成文学賞、 2006年 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞、2011年『本の魔法』で大佛次郎賞受賞。 2016年イーハトーブ賞受賞。

展覧会
1986 年『司修の世界』(池田20 世紀美術館)
2011 年『司修のえものがたり──絵本原画の世界』(群馬県立近代美術館)

著書
絵本:『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店)
   『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)
   『ぼくはひとりぼっちじゃない』(作・絵 司修、理論社)
小説:『幽霊さん』(ぷねうま舎)
   『戦争と美術』(岩波新書)
   『空白の絵本 ─語り部の少年たち─』(鳥影社)
などがある。

「2024年 『さようなら大江健三郎こんにちは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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