- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582858747
感想・レビュー・書評
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【資料ID】 97180021
【請求記号】 361.6/O
【OPAC URL】https://opac2.lib.oit.ac.jp/webopac/BB50099256
「ネコ型」から連想するキーワードは自由、マイペース、個人主義・・・など
一方「イヌ型」では主従関係、忠誠心、受け身・・・というところでしょうか。
これからは「ネコ型」人間こそ天下をとると筆者は説きます。単純に2分化できない
と思いますが、人間は「ネコ」の生き方に学ぶことはたくさんありそうです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
指示待ち人間ではなく、自発的に動ける人を育てようという趣旨の本(「なろう」ではないと思う)。
それにしても、日本人はボランティアをやりたがらない人が多いらしい。何か自分にたいしてメリットを感じられないとやらない人が多いのだとか(大学生の場合、単位がもらえる)。自分の場合、行動力がないからできないと思ってたけど、全体的にやりたいと思う人がそもそも少ないのか。
それにしても、少年院ってこの本を読んだだけではかなり閉鎖的な印象をうけた。私語禁止らしい。アメリカの少年院では、少年たちが捨てられた犬の世話をして飼い主を見つけるとりくみをしていているところがあるらしく、この取り組みをしているところは再犯者は一人もいないらしい。動物とのふれあいって大事なんだなぁ。自分はペットって飼ったことないからよく分からないのだけど(正直、飼いたいとも思わない)。
本書の中には、高校生の勉強の態度を日本・米国・中国・韓国で比較したグラフが載っていたのだけれども、日本と他の国が結構違っていて驚いた。本当、日本だけが受け身なんだなという印象。 -
餌やご褒美で釣る方法は
もう古いってことですね。
遊び=楽 というより
遊びと思えるなら 楽になるってこと
ネコを見てると しみじみそう思います・・・ -
人間のタイプを「イヌ型」と「ネコ型」に分類し、その社会的な行動性を述べたものである。一見すると占いのような安易な感じが漂う分類法だが、読み進めるうちに本気で書かれているものであることが分かる。
イヌ型人間の形成する社会というのは中根千枝氏のいうタテ社会と類似する点が多い。一人もしくは一つの集団に集中して忠誠をつくすことで関係性が保たれるものであり、閉鎖的保守的な雰囲気が形成されやすい。
対してネコ型というのは組織の中での序列を重視せず、個々人がスペシャリストとして対等に関わることを志向する人のタイプと述べる。適度な関わりを多数ともつことで社会性を確保するというものである。
AIのような高度な技術が生まれても代替されないのは、非連続的で直感的な人と人とのつながりであるから、ネコ型人間のほうがこれからの社会に対応できるという。
親しみやすい分類法や大胆な分析の方法が本書の面白さだ。多少強引な感じもするのだが、それは書き手もネコ型を目指しているからだろうか。 -
従来型(昭和型、カイシャ型)はイヌ型。タテ割、強制、管理。それに対してこれからはネコ型。自由、非強制、干渉しない代わり干渉されない。
京都人の人柄をネコ型だからと喝破したのはすごい。