- Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591160145
作品紹介・あらすじ
「死」を見つめて、「生」を考える絵本。この絵本で、あなたはどんなことを感じますか?
好き放題に生き、欲しいものをすべて手に入れてきた海賊が殺され、海に投げ出されるところから、この絵本は始まります。海の生き物たちが、海賊から宝石や服や、爪や目をとっていくと、海賊の心変化が生まれますこの本を読み、死ぬって何? 生きるって何? と親子で話してほしい、そんな絵本です。
感想・レビュー・書評
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大きな刀で刺されて海に放り投げられた海賊が、
海底に沈んでいくまでの過程を描いたものなんだけど、
鮫に被っていた帽子を取られ、
歯が抜け落ちた年寄りの魚に歯を取られ、
鱗が一部分剥がれた魚に、補修用に爪を取られ、
アンコウに目玉を、タコに髪の毛を取られる。
そして・・・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
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表紙の絵がガイコツだけで特徴的だったので、図書館で借りた絵本。
タコが海賊の髪の毛をもらっていったシーンは面白かった。
小学校高学年での読み聞かせにちょうどいいかもしれない。 -
息子7歳7か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
何度も読む(お気に入り) ◯
ちょうど良いボリューム ◯
その他
死んで海に沈んで行った海賊のお話。
深い海の底へ辿り着くまでに、いろいろな生き物の一部になる海賊。
歯や目玉が、生き物たちの一部になっていく様子が息子には「怖い」印象だったらしい。
追記
最初は興味なさそうにしていた息子でしたが、毎日一度は読んでいました。
何か感じるものがあったらしい。
(◯一つ追加) -
人も死ぬし朽ち果てる。子供が死を考えるきっかけになればと思います。私は好きです。
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刺された海賊は海に放り投げられた。
サーベルが体に貫通した状態で、
どんどん海に沈んでいく。
死んでも魚たちに蔑まれる海賊。
救いはあるのか? -
とても良かった。話が深い。
図書館で夫が選んで息子に読み聞かせ、すごくいいから読んで!とお勧めされ、わたしも息子に読みきかせ。
全てを理解するのは難しいけど、息子もなにか感じてくれたらいいなと思います☠️
4歳2ヶ月 / おとこのこ -
刺された海賊、海に落とされる
サメが帽子を欲しがる。
渡したくなかったけど、体が動かず、持っていかれてしまう。
しわしわのさかなには歯を、青い魚には爪を、ちょうちんあんこうには目を、たこには髪を持っていかれる。
お腹の空いた大量の魚に体を食べさせてあげる。
生きている間は自分がお前たちをたくさん食べていたのだから、と
最後は骨だけになって、更にサンゴに…。
だんだんの体がグロテスクなことになっていくはずだけれど、グロさはない。
死んでいるけれど、意識はあるせいか、怖さはない。
最初は体の一部をあげるのを嫌がるけれど、だんだんと死んだことを自覚して、自分が持ってても仕方ないと思えるようになるのが、悟りを開いているよう。 -
海賊は、最後、骨になってしまうのだけれど、
それは死んだってことではないような気がした。
どんな姿になっても、だれかのなにかの役に立っているのかな。
こどもたちに読み聞かせたいなと思った。