- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591171264
作品紹介・あらすじ
生きること、死ぬこと、愛されること、愛せないこと、
負の側面まで描ききった上で全肯定する、命の大合唱のような物語。
あーもう頼む、読んでくれ本当に。―カツセマサヒコ
高校二年生の橙子はある日クラスメイトのヤマオからの推薦で、合唱コンクールのソロパートを任されることに。当初は反発したものの、練習を進めるにつれ周囲とも次第に打ち解けていく。友人たちは、橙子が時折口走る不思議な言い訳や理解のできない行動に首をかしげていたが、ある事件をきっか
けに橙子の抱えていた秘密を知ることになり―。
若く力強い魂を描き出した、胸がひりひりするような感動作。
感想・レビュー・書評
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愛を知らない高二の少女
高校の合唱コンクールを通して 信じられる友人を得る
一木さんは、信じている者に裏切られる時の状況を 息を飲ませて読ませてくるんだなと思う
施設から引き取られ養女となった少女の不適合性を思わせておいてからの 反転
ここが 良いです
重松サンらのぐっと我慢して正論で生きる学校物も良いけど 脆弱な家庭の子供達が 何かしらに生きる糧を見つけて 正面から生きようとしていく感じが魅力的
愛される事ができなかった少女と
愛する事ができない、あるいは愛し方がわからなかった養母
「恩に時効があっていい」これは、実の親子であっても有効なのではと思う深い意味合いがある
いろんな家庭があることも含め 大人になる前の高校生あたりに読んで欲しいな -
感情を整理してタンスの引き出しに分けて入れるみたいなことを書いていて、私は出来てないなぁと思った。人って見方を変えたら違った人になるな。その人のことをもっと知りたいと思う心が強くなった。
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人類みんなが誰かに大事に思われて誰かを大事に思ってて欲しいですねクソデカ主語
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偶然に見つけた作家さんだったけれど、見かけると気にする様になってきた。
タイトルが内容をまさに表していて、凄く良いなと思った。
親の愛の形は様々で、親でない人からの愛もある。
受けた愛と似た愛を人に与えるのだろうか。
人を試す様な愛。それに胸を締め付けられる作品だった。
おびさんが「いいね!」してくれるまで気づきませんでした…w
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