晴れた日は図書館へいこう 物語は終わらない (ポプラ文庫ピュアフル Pみ 4-7)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 119
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591175835

作品紹介・あらすじ

しおりを通じて図書館にときめき、未読の本にわくわくしている自分がいる――大崎梢(解説より)本と図書館をこよなく愛する茅野しおりは、憧れのいとこ・美弥子さんが司書を務める雲峰市立図書館の常連だ。誕生記念に贈られた本がきっかけで自分の出自に疑問を抱く少女や母親が亡くなる前日にすすめてくれた本を探す少年、館内で本がわざと別の棚に置かれる事件……しおりと美弥子さんたちが本にまつわる謎を追う、心温まるミステリー。累計15万部突破の人気シリーズ、感動の完結巻!【解説/大崎梢】■著者プロフィール緑川聖司(みどりかわ・せいじ)大阪生まれ。2003年「晴れた日は図書館へいこう」で、第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞佳作を受賞し、デビュー。著書に「本の怪談」「怪談収集家」「図書室の怪談」「福まねき寺」「オカルト研究会」の各シリーズのほか、『怪を語れば怪来たる 怪談師夜見の怪談蒐集録』『萬屋怪談録 彼岸村』など多数。

感想・レビュー・書評

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  • 本が大好きな6年生のしおり

    あこがれのいとこで司書の美弥子さんが勤める図書館を舞台に、本をめぐって起きるふしぎな事件の謎を追う

    図書館で出会った同級生の怜耶に〈わたしの本〉のことで相談される
      ──第一話『二冊の本』

    探している本が本来のところではなく児童書の棚で見つかって
      ──第二話『迷子の王国』

    事故でなくなる前日に母がすすめてくれた本を知りたいという相談をうけ
      ──第四話『おすそわけ』

    本と図書館と作家への愛がたっぷりつまった短編が五話+番外編1話を収録

    《シリーズ累計15万部突破!
     大人気ほのぼの図書館ミステリー、感動の完結巻!!》──帯のコピー

    作中に取り上げられる本はタイトルもあらすじもすべて本作のために創作されたもの

    どれも実際に書かれたら読んでみたい本ばかり

    20年以上前、プロを目指すアマチュア時代からの友だちという大崎梢による「解説」も一読の価値あり

    [シリーズ既刊]
    『晴れた日は図書館へいこう』2003年
    『晴れた日は図書館へいこう ここから始まる物語』2010年
    『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』2020年
    『晴れた日は図書館へいこう4 物語は終わらない』2023年11月

    緑川聖司といえばいまでこそ怪談シリーズで知られる作家だが、じつは本シリーズ1作目がデビュー作

    20年かけた4作目“完結巻”の副題が「物語は終わらない」というところが興味深い

    完結といわず、中学生になったしおりと安川くんを読んでみたい

  • シリーズ完結巻。
    解説は大崎梢さん。

  • 大好きなシリーズの完結編。
    寂しくもあるけど、きれいに着地も決まりましたね。誰も仲間外れにはしない、誰もが自分の距離感でかかわっていられる、そんな朗らかで優しい空気を感じた物語。

    作中の架空の物語、『しおりの物語集』?としていつか読めたりしないかな。

  • 「晴れた日は図書館へ行こう」シリーズ最終巻。第1弾を読んだのは10年以上前。
    懐かしいなー。
    やっぱり図書館はいいよ。
    図書館と日常の謎、最高です。

  • 最初は児童書で読んだこのシリーズも、長く続いて完結を迎えておりました。
    日常ミステリーはやっぱり面白いなと、しみじみ。これという探偵役がいないから、このシリーズは尚更そう感じるのかも。
    そして作中に出てくる、架空の本がどれも面白そうで、何ならこちらも読みたい~~!!
    緑川先生の頭の中には、無限の物語のかけらが詰まってらっしゃるのかもなあ。

  • シリーズ完結。
    ビブリオミステリーとして、図書館の現状に無理なく描かれていたと思うので、完結は残念。

    今回も実際にありそうなエピソードが根底にあって面白かった。
    最後、そうくるか〜と唸らされる。

    シリーズを頭からまた読み直したい。

  • 見事な大団円だった。
    しおりちゃん、大きな1歩だ!
    クラスメイトと一緒に友達の母親がお勧めしたかった本を探す話もすごくよかった。
    登場するたくさんの本がどれも面白そうに描かれていて、読んでみたくなる。残念なことに、大部分は架空のもののようだけど。(がっつり検索してみたw)
    シーズン2で、しおりちゃん中学生編もいつか読めたら嬉しいな。

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著者プロフィール

緑川聖司(みどりかわ・せいじ)
大阪府出身。2003年『晴れた日は図書館へいこう』(小峰書店)で第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞の佳作となりデビュー。主な作品に「本の怪談」シリーズ、「怪談収集家 山岸良介」シリーズ(ともにポプラ社)、「七不思議神社」シリーズ(あかね書房)などがある。『世にも奇妙な物語』(集英社みらい文庫)、『炎炎ノ消防隊』(講談社青い鳥文庫)など、ドラマや漫画のノベライズも手がけている。

「2023年 『意味がわかるとゾッとする  怖い博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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