大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.29
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感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143062

感想・レビュー・書評

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  • 映画にもなりました、大奥。
    もともとよしながふみさんが大好きで、その流れで読みました。
    この方の書かれる男はほんとに色っぽい!!

    一巻からずっと読んでますが、綱吉が好きなのでこの六巻を本棚登録してみました。
    ああいう女にはなれないしなりたくないと思うんだけど、憧れる。

  • なんか時列が訳わからなくなってきた。並列流れはわかるけど。
    忠臣はやはりこうでなくては。

  • 風土病によって男子の生存率が大幅に下がった男女逆転の“江戸城大奥”人間模様。

    この6巻が一番好きです。
    というより、綱吉と右衛門佐の関係が好き。
    結局この二人、似ていたんだろうなぁと思います。どちらも情に左右される自分を理解出来るだけ理性的で頭が良すぎて気丈過ぎる。右衛門佐本人が言ったように、意地っ張り、の方が正しいか。
    そして二人とも、自分の立場や周囲の思惑もある程度見えてしまっている。
    ただ、綱吉はその分、自分に向けられる素の感情からは敢えて目を背けているようにも見えますが。
    だからこその、あの最期かな、と。
    前巻で右衛門佐を詰問した吉保は、二人の相似に気づいていたのかなとも思ったりしました。
    ……しかし、右衛門佐の最期は本当に幸せですね。
    きっちり加齢を描いているからこそ、掻き抱く姿が印象的でした。

    しかし、それぞれ思惑巡らしている五代の人間模様に比べて六代は……基本皆が正しくあろうとしている結果の不幸って、逆にどろどろになりますね。その序章の物語、なのかな。

  • 松姫以降、子に恵まれず自分を唯一愛してくれる桂昌院に嫌われたくないあまり生類憐みの令を出し、もう月の物も来ないのに男と睦みあう。何一つ人の期待にこたえられなかったと嘆く彼女は年老いてやっと衛門之介と結ばれることで、桂昌院の呪縛から解き放たれ、跡継ぎを姪の家宣と定める。そして最後は省みなかった御台、彼女を心から愛していた吉保によって不審な死を遂げる。
    次代の家宣は体が弱く長生きする子を産めなかった。しかしとても賢者の風格を持ち、真部は彼女を崇拝。そんな彼女に拾われ恋した左京は側室にと家宣の側にあがることになるが、その人格に感じ入る。そして短い治世が始まるが...。

    袖を引かれた着物を脱いで解放される綱吉が印象的だっただけに、そのすぐ後衛門ノ介を失う彼女はすごく切ない。左京の母親のバケモノっぽさにはぞっとした。

  • 情念とは怖いものだなあ

  • 2012 2/19読了。WonderGooで購入。
    老いた綱吉は後継者として家宣を指名し病に倒れ、そしてごく短期間で終わる家宣の治世へ。
    すっかり老いた綱吉と右衛門佐の逢瀬のシーンが・・・「あなたとこうなったのが今のこの皺だらけの老いた体で本当に良かった」(p.60)って凄いな、と思う。いくつになっても。

    右衛門佐亡き後の綱吉は伝兵衛ともより絆を深め、死の床にあたっては御台も最期まで自分を省みてくれなかった綱吉の首を締め自分だけのものにしようとする。
    そして最期は吉保が綱吉を自分一人のものにする。
    本当に、本当にみんな綱吉に恋焦がれてる。

    ・・・その中だと御台はやっぱ気の毒かな・・・一度は自分の相手が最高に可愛い相手だと思ったのに、自分こそ一番の幸せ者だと思ったのに、と。
    でも最期まで手をかけられないあたりがこの人のなんとも・・・。
    あと全く綱吉のことは考えてなさげな感じも・・・。
    ああやっぱダメだなこのおっさ・・・爺さん・・・。

  • 12月、松竹系にて公開。映画化原作本 ツタヤコミックレンタル貸出にて 堺雅人さん主演(右衛門佐役)

  • 面白い…!
    高校で世界史選択だったから日本史の知識が中学程度で止まっていて、正直徳川の知識はドラマと映画の大奥(この漫画じゃない方の)で得たから都度都度登場人物をドラマ版の俳優に置き換えるという不思議な読み方をしている(笑)

    揺るぎない忠義とか主従関係とか大好きなんだけどそれが女将軍となるとちょいちょい百合要素が出てきて二度とおいしい。
    己を押し殺してまで主君に尽くす高潔な百合の美しさは異常。
    そして薄ら寒いくらいの狂気を感じる。
    つまり吉保こわかっこいいってことです。

  • よしながふみはおもしろいです。

  • ずっと気になっていたのが、ついに一気読み。こうゆう視点もあるんだなと感心するやら、面白いやら。すごい作品。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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