- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592145127
感想・レビュー・書評
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読むのだ。
胸がギューっと苦しくなっても。
すごいよなぁこの漫画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勝負の世界なんだけど対戦相手のことを気にすまいとて気にしてしまう零の葛藤が印象的な2巻。
ついにどこかへ駆け出し大声で独りモヤモヤを絶叫する姿に、こういう衝動ってあったよね〜って、忘れかけていたような瑞々しくもあるあの感情を思い出したような気がして、なんだか読んでるこちらもすっきりした。 -
「『勝つ理由が無い』といいながら負けると苦しいのは何故だ 中途半端だ僕は」
思い悩む零が、棋士歴40年で引退間際の松永七段へ問いかけた言葉。
「将棋 好きですか…」への、
「そんなっ言葉なんぞで言い表せるものかっ」って答えがきっとすべてなんだろうな。
ラストの叫びも素晴らしかった。あれは二海堂が解説中、零に訴えた気持ちでもあるよね。
「『潔い』のと『投げやり』なのは似ているけど違うんだ!!」
二海堂のこの言葉も胸に突き刺さった。将棋に真剣になるということは、人間と真剣に語り合うということなんだと。
高橋くんとの「逃げたりサボったりした記憶を失くしたかった」って話も印象深い。零の世界が少しずつ広がっているのが心地いい。
シリアスなシーンだけでなく、川本家での将棋基礎講座もわかりやすく可愛くてとてもよかった。あと、松永七段戦での穴熊が出てきちゃうところも笑った。
将棋の面白さだけでなく、棋士としての生き方から青春まで、いろんな角度で楽しめる作品だと感じる。 -
ああ、なんてことだ。やめられない!
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第2巻。
ひなちゃんの可愛さが際立つ巻でした。
明るくて表情がコロコロ変わって、でも実は人の気持ちを察して気遣える。素敵だわ。。
そして、零くんはこの頃からひなちゃんに少しずつ惹かれてた…のかな?
そして、二階堂くん、零を親友として檄を飛ばすその熱さ、ひなちゃんももちゃんに将棋を分かりやすく教える面倒見のよさ、いい味出してるね。
さらに、香子…うん、あまり好きになれないです。零の心を乱さないで! -
小説を読んでいるような感じだった。「三月のライオン」というタイトルの由来がコラムにあり。新しいキャラクターも登場して面白くなってきた。二階堂が好きです。
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2巻に入って物語としての流れが見え、いい作品に出会えた予感が持てました。プロ将棋の厳しさも描かれましたね。丁寧で繊細な運びにリアリティーがあります。でも、零は、まだ高校生というのに孤独が深いですねぇ。これだけ繊細なので、あかり姉さんやひなたちゃん、親友(?)の二海堂くんが登場するシーンでは心が救われます。