- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593100521
感想・レビュー・書評
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これ子どもへの人生の手引き書だ
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主人公は内気な女の子。『クローディアの秘密』が愛読書。ある日、図書館からその本が消えた。他の本も何冊か貸し出し禁止になっている。友人たちと協力し、貸し出し禁止の本を集めてロッカーに秘密の図書館を作る。
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内容(「BOOK」データベースより)
『わたし、エイミー・アン、9歳。家ではわがままな妹がやりたいほうだいで、おちつくのは図書室にいるときだけ。でもある日、お気に入りの本が棚から消えていた。いったいどうして?』
『ある日、わたしの大好きな本が図書室から消えたのが、このお話のはじまりだった――小学4年生のエイミー・アン・オリンジャーは、放課後に図書室でゆっくり本を読んですごすのが唯一の楽しみ。でもある日、お気に入りの本、『クローディアの秘密』が、図書室の棚から消えていた。この本が、「子どもにふさわしくない本」として、貸出禁止なったのだ。でも、ある本が子どもに「ふさわしい」「ふさわしくない」って、どういうこと? いったい誰が、どうやって決めるの? ――内気で、いつでもいいたいことをいえずにいたエイミー・アンだったが、貸出禁止騒動をきっかけに、友だちの助けを借りながら行動をおこしはじめる。やがて、その行動が大きな問題となってしまい……。』
(「ほるぷ出版」サイトより▽)
https://www.holp-pub.co.jp/book/b485398.html
冒頭
『ある日、わたしの大好きな本が図書室から消えたのが、このお話のはじまりだった。』
原書名:『Ban This Book』
著者:アラン・グラッツ (Alan Gratz)
訳者:ないとう ふみこ
出版社 : ほるぷ出版
単行本 : 335ページ
ISBN : 9784593100521 -
大好きな本が突然、学校図書館で貸出し禁止になったらどうしますか?読書好きで自分の意見はいつも飲み込むエイミーが、友達と共に、秘密の図書館を立ち上げます。
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読書が大好きなエイミー・アン。ある日いつものように小学校の図書室に本を借りに行くと、棚にはその本が無かった。「10冊以上の本が貸出禁止になってしまった」と図書室で働くジョーンズさんから聞かされる。一部の保護者たちが子供たちにふさわしくないと決めつけ、教育委員会が決定してしまったのだ。
自分の気持ちをなかなか外へ伝えることが出来なかったエイミー・アンだが、本を取り戻すために仲間と作戦を考え、実行していくうちに自分の考えを口にしたり、感情を外へ出すようになっていく。家族に今までの我慢してきた気持ちを吐露したところは思わず涙ぐんでしまった。