走る哲学 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594066444

感想・レビュー・書評

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  •  元プロ陸上選手(400mH)の、スポーツ選手としての過程で考えてツイッターでつぶやいたものをまとめた本。

     彼の考えたことが、彼自身のことばで表現されているということをすごく感じ、新しい発見がたくさんあっておもしろかった。扱っているテーマも、限界、結果、自分軸などアスリートとしてのものから、新卒採用・ムラ社会など社会の問題までたくさん載っています。 

     今はちょうどオリンピックが開催されているので、応援される選手の気持ちが書かれているところは特におもしろいです。日本人はオリンピックについてどういう見方をしているのか、アメリカではどうなのかという彼の視点は参考になります。彼の日本を見る目はとても鋭い。

     これからも為末氏を応援したいです。

  • 2012年51冊目。

    面白過ぎて引用し切れない。
    ここまで言葉を洗練させた背景に、どれだけの考え抜く努力があったのだろうと頭が下がるし、同時に考え抜いて言語化することに一種の楽しみか喜びを見いだせてる人なんじゃないかと想像する。

    周囲の期待に応えようとし過ぎて自分らしさを見失っていると思う人は必読だと思う。
    これは再読したい本。

  • レベルは違うけれど、スポーツをやる者としてドキっとすることが多くある。悩みながら競技を続けてきたということが手に取るようにわかる。だからか、すごく説得力がある。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=9718

  • トップアスリートが見ているものの多くは、我々が見ようとしても見られない。故に、それを正確に発信しうる彼は時に宗教家のようにも感じる。
    借り物でない言葉はストレートに刺さり、巷に溢れかえる『思えばきっとかなう』的な安っぽい風潮や、落伍の言い訳に過ぎないオンリーワン思考とは明確に一線を画している。

  • 為末選手は炯眼ですね。全ての人におすすめの本ですが、大学生くらいでは少々難しいかも。いろいろな悩みにぶつかっている人(って全ての人か)はぜひ。

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著者プロフィール

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2021年12月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行なう。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。YouTube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社新書)、『諦める力』(プレジデント社、小学館文庫プレジデントセレクト)など。

「2022年 『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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