- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620323572
感想・レビュー・書評
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2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、
大村智先生の伝記です。
著者の馬場さんが書かれた、
ルポ『大村智 2億人を病魔から守った化学者』は、
大村先生を紹介される際に、多く引用されましたが…、
同書をベースとして、普及版的な位置付けにて、
『大村智物語-ノーベル賞への歩み』が先行上梓され、
さらに、これをベースとして、
小中学生向けの伝記として、本書が書かれました…。
ゆえに、
本書では、大切なポイントやエピソードを選りすぐり、
平易な文章やルビ付きにて、わかり易く書かれており、
結果、大人にとっても、非常に読みやすぃ書籍でした。
(2時間もあれば、十分に読了できます…)
大村先生が生きてこられた時代によるところでそぅが、
前半は、同種の偉人伝とよく似た感じですが…、
後半は、現代らしぃエピソードも多く、例えば、
同じよぅな業績を残された「野口英世」伝と比べると、
大村先生の伝記の方が、今の時代にマッチしていて、
今の子供たちにはオススメかも…と思いました。
また、東京五輪・パラリンピック対策のためか、
文化・スポーツ系の文部科学大臣が就任しましたが…、
本書では、日本の大学などの課題にも触れられており、
文部科学大臣には、将来の技術立国のためにも、
本書を読まれるなり、勉強してもらいたぃな~とも…。
近年、
自然科学系のノーベル賞を、毎年受賞しているためか、
受賞された方の話題性や希少性の寿命が短ぃですが…、
子供たちの情操教育にとっても、良著だと思ぅので、
冬休みに、一読されてもよろしぃかと…。詳細をみるコメント0件をすべて表示