都会でできる自然観察 (動物編) (学びやぶっく 66)

著者 :
  • 明治書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784625684760

作品紹介・あらすじ

都会の空地や河川敷を見て、「何だ、草茫々の雑草ばかりじゃないか」と思うかもしれない。実はその雑草こそ、都会の自然観察の重要なテーマである。スズメがその雑草の種子を食べ、(中略)人という動物の行動や暮らし方にうまく適応しながら都会生活を送っている。どのように折り合いをつけて生活しているかもまた、都市での自然観察の見どころである。

感想・レビュー・書評

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  • 都会の真ん中にも高層ビルディングの天辺にさえも自然があり、驚きの営みを繰り返している。見慣れた生き物たちの知られざる生態と素顔に一つひとつ「そうだったんだぁ」と声をあげていた。こんな街中にこんなにも興味深い営みがある。膝を打つことしきり。思わずお外に飛び出したくなった。

  • スカイツリーのテッペンに真っ先に住み着く生き物は?
    なんと蜘蛛だそうです。雲のシャレかと思ったけど、そうではないらしい。蜘蛛の糸にぶら下がって飛んでくるそうです。

    都心は皇居や大きな公園が多いので、意外や意外、自然の宝庫なんですね。
    家の近所をこんな視点で歩いてみようか。そんな気になります。

  •  読んで良かった。カラス以外の鳥系の話が良かった。ツバメの現状と、
     手乗りスズメの情報、あとヤモリの見つけ方、がよかった。ちょっと
     後で近所の公園行ってくる。

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著者プロフィール

唐沢孝一
NPO法人自然観察大学学長。1943年群馬県生。1966年、東京教育大学理学部卒業。都立高校の生物教師のかたわら都市鳥研究会代表、日本鳥学会評議員・幹事等を歴任。現在、NPO法人自然観察大学学長。野鳥をはじめ昆虫や植物の生態を研究するほか、自然観察会を主宰し講師をつとめる。都市鳥関係の著書に『カラスはどれほど賢いか』(中公新書、1988)、『スズメのお宿は街のなか』(中公新書、1989)、『カラー版 身近な鳥のすごい食生活』(イースト新書Q、2020)、自然観察の著書として、『カラー版 目からウロコの自然観察』(中公新書、2018)、『唐沢流 自然観察の愉しみ方』(地人書館、2014)。東京の自然誌に関する著書として、『江戸東京の自然を歩く』(中央公論新社、1999)、『よみがえった黒こげのイチョウ』(大日本図書)などがある。

「2023年 『都会の鳥の生態学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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