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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652010358
感想・レビュー・書評
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九月のどこかで読了。初期の岩瀬さん。
尚子のまわりには意味があふれている。尚子の息苦しさとイライラはきっとそこに起因していて、そんなのわたしにカンケーないじゃんと思いつつ、でも同時に、「わたし」自体もそこからしか生まれないことも、たぶん感じている。逃げよう逃げようとすればするほど絡めとられ、でもじゃあ巻き込まれてしまえばいいかというと、そうとも思えない。アメリカに行ったとしても、それはきっとかわらない。それは、尚子がハーフだからではなく、ハーフな尚子だとそれが見えやすい、ということなのだろうな。
読み終えて、「朝はだんだん見えてくる」と読感が何となく似ている気がした。「朝は~」はうろ覚えだけども。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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