鏡の国のアリス

  • 亜紀書房
3.29
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本棚登録 : 68
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515304

作品紹介・あらすじ

鏡の向こうに見えるのは、キュートでフシギな新世界。

高山宏の新訳と佐々木マキの80点にものぼる描き下ろしイラスト(オール2色刷りり)で贈る、新訳・新挿絵版『鏡の国のアリス』

「鏡のお家へ通り抜けられたら、どんなにすてきだろうね!」
そう言いながらアリスは暖炉の上にあがっていたのですが、自分でもどうやってあがったのかわかりません。
そしてたしかに鏡が、銀色に輝くもやのようにとけてなくなりつつあるところでした。(本文より)

装丁・祖父江慎+鯉沼恵一(cozfish)

谷川俊太郎さん推薦!

鏡の国はコトバの国
アリスといっしょに
意味そっちのけでコトバたち
飛んだり跳ねたり踊ったり! ワオ!
(谷川俊太郎)

感想・レビュー・書評

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  • 読後、即ディズニー映画を視聴。
    映画は「鏡の国」もあわせてアレンジしていたことを、初めて知った。
    ハンプティ・ダンプティとかてっきりディズニーの創作なのかと思っていたら、ちゃんとキャロルだったのか。
    それにしても映画は脚本も素晴らしいが、キャラデザイン、背景、音楽の担当者も天才だ。

    「不思議」はトランプの国で、「鏡」はチェスの国という設定がすごくイギリスっぽくて効いている。
    白のキングとクイーンとナイトが気に入った。
    やたら出てくる長い詞は、ほとんど流し読み。
    また、お堅い小説の息抜きに読もう。

  • 不思議の国のアリスより断然好き

  • チェスを知らないせいもあり、トランプの不思議の国と比べると取っつきにくい。しかも難解な詩の数々!これまで印象に残っていたのは「大工とセイウチ」で、ジャバウォッキーは頭から消去されていた。今読んでも拒否反応を起こすが印象には残った(笑)。
    佐々木マキさんのアリスはかわいい。今回のイラストのツボは大工!

  • 20190406 不思議の国から鏡の国へ。鏡の国はコトバの国。よみ終わってそういうことか!と感じられた。どちらが好きか?という問いかけは今どんな気分かで変わる。子供から大人に向かう途中で読んでおくと良い本だとおじさんは思う。

  • 佐々木マキのアリス、、、タイプだ。●アリス:「名前に意味なくちゃいけないの?」ハンプティ・ダンプティ:「わしの名はわしの形を意味している」「わしがそれに意味させたいと思うものをそれは意味する」●「鏡の国のケーキの切り方、知らんのか」とユニコーン。「まずみんなに配る、切るのはそれからだ」

  • 2018.4.21市立図書館

  • 高山宏さんが
    「鏡の国のアリス」
    の新訳をおだしになりました。
    イラストはなんと佐々木マキです。
    一巻ほど有名じゃないかもしれないけど、ハンプティダンプティが出てくるのはこっちなんだよ。
    そういや、まだ読んでなかったわ、と思ったかたは読んで。
    これは西洋文化の基本的教養だからねぇ。

    2018/01/24 更新

  • 何度読み通しても、読み終えることができないでいる。

  • どこか憎めないキャラクターたちの個性が、高山宏さんのユーモア溢れる新訳と、佐々木マキさんのイラストによって引き立っていた。
    素敵なイラストを楽しみながら、韻や言葉あそび、詩にかくれた仕掛けなど、また味わって読みたい。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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