行きと帰り

著者 :
  • パイインターナショナル
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756243386

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい写真詩集。詩と写真が見事に融合し、相乗効果を生み出しています。
    何気ない詩なんだけど、教えられることがたくさんあり、ジオラマ写真の中に、普段見えなかったものが見えてくる。
    行列に並んで待つことは苦手でしたが、「皆で一緒にヘビみたいに長くなり 待つことが楽しくなってくる」なんて書かれたらもう(笑)。
    「かけがえのない日常」であること、「人生は行きと帰りのくり返し」、誰とどう過ごしたのか、と問われると、ハッとなります。「楽しく歩けるように 荷物は少ないほうがいいのです」ね。

  • 谷郁雄5冊目。
    本城氏の鳥瞰ティルトシフト写真集に谷氏の12編の詩が添えられた形のA5横版の変形の本。
    写真とは一見無関係なような詩が並ぶ中、その意味を解釈しながら読み、見るのが楽しい本でした。

  • 谷郁雄さんのやさしい言葉と
    ミニチュアの世界のような
    本城直季さんの写真は、
    不思議な世界観があって
    ふわふわと読むこと
    眺めることを楽しめた。

    紙質、文字、全てがいい。
    アート作品のような本だ。

  • 久しぶりに写真集を購入した。

    心がなだらかになる。

    使われている紙の風合いのとってもやわらかくて。

    せかせかした気分が、ひととき OFF になった。

  • まるでミニチュアのような写真。何度見ても模型と思える風景を閉じ込めている。谷郁雄の詩もよくマッチしています。

  • 日々に本城直季さんの作品をみたけれど新鮮に感じなかった

    私って(--;)

  • えっ!
    なにこの写真?

    風景を写しているの?
    ミニチュアの模型を写してるの??

    まあ、どっちでもいいや
    色合いは淡く綺麗な写真たち

    見るものを
    なんとなく、ほっとさせてくれる

    そこに

    谷郁男さんの
    絶妙な言葉が遊ぶ

    それでも、日々は輝いてる。

    心が平和になる一冊です。

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著者プロフィール

1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。90年『死の色も少しだけ』(思潮社)で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』(思潮社)がBunkamuraドゥマゴ文学賞候補に。詩集に『自分にふさわしい場所』(写真・ホンマタカシ)、『定員オーバー』(写真・長島有里枝)以上、理論社。『実況中継』(写真・浅田政志 実業之日本社)、『空を見上げる』(写真・石川直樹 武田ランダムハウスジャパン)、『君のとなりに』(写真・谷今日子 角川学芸出版)、『思春期』(写真・青山裕企 ピエ・ブックス)、『無用のかがやき』(写真・リリー・フランキー 実業之日本社文庫)、『透明人間⇄再出発』(写真・青山裕企 ミシマ社)ほか多数。

「2011年 『谷郁雄エッセイ集 日々はそれでも輝いて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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