社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい (アスカビジネス)
- 明日香出版社 (2017年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756919359
作品紹介・あらすじ
社員を雇わず一人で経営し、成功するための方法を税理士視点からまとめる。
会社を大きくせずに、一人で経営することのメリットがわかる。ムリのないや先を見通した経営計画の立て方と心得を説きます。
感想・レビュー・書評
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タイトルに驚かされますが、税理士目線での考え方が大変腑に落ちる内容でした。逆説的な話であり、特に日本の大半を占める中小企業、小規模事業者は見るべき本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【戦略、拡大しない】
人を雇うとその分、搾取は可能ですが、好きな事だけで食っていくことができなくなりそうです。
ひとりが一番ですね。 -
何年か後、自分が成長してからこの本を読んで、
"なんだ。知ってることばっかりでつまらない"ってなれればいいな!と思わせてくれた。
著者の理論が100%鵜呑みにできたわけではないが、
開業を考えはじめてる今読んだという
個人的なタイミングの良さも踏まえて⭐️5つ。
ちなみに、最初の方は同じことの繰り返しでちょっと飽きそうになったので、0.5⭐️減らしたいところだけど、最後まで読んで良かった。 -
経験している方だからこそ、書ける話であると思います。非常にためになりました。いつも参照できるように机の正面に置いておきます。ありがとうございました。
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・日本経済は人口減に伴い間違いなく縮小していく。
・売上を上げ、成長しないと生きていけないという考えを捨てる。
・1人経営は社員ゼロ、または超少人数で行う経営のこと。
・1人で経営するということは経費などの支出が少ないため売上も減らすことが出来る。
・会社を大きくすることの弊害は人の問題。一度大きくすると小さくするのが大変。
・オフィスや従業員がいらない。AIがあれば1人でもどこでも仕事が出来る。
・自分にしか出来ない仕事以外は外注すれば良い。
・人件費は固定費ではなく変動費にする。人手不足になることはなくなる。
・自分をブランディングして営業しなくても売れるものを売る。
・1人社長は労働時間をゼロに近づける。
・1人会社を潰さない方法は上を目指さない。
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国内中心のビジネスを継続していこうとする場合、人口減少に伴う市場規模の縮小に見合った経営が必要となってくる。その前提に立つと、右肩上がりの増収増益で会社規模の拡大を目指す、従来当たり前とされてきた価値観を一度リセットすべきでは、ということに気付かせてくれる良書。売上は増やし続ける必要はなく、生きていく上で必要な分だけ利益を確保できればよくて、そこから逆算すると最低限の売上はこれだけあればOK、それ以上は無理に働く必要はない、というミニマルな経営思考に共感できた。1人経営というスタイルを再評価できる一冊。
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売上の拡大ばかりを狙わない、お金ばかり見ないというのは納得できるが、それと会社を1人で経営するのは別問題。また、経営者や投資家が従業員のお金を搾取しているという表現も、旧式の組織体系というか、企業文化の問題に見えた。
人が増えれば問題も増える、1人であれば効率よく働ける、それも人によりけり。意気が合って同じ方向を向ける者同士が集まることで、単純な足し算以上のパワーが生まれる可能性もある。
さらに、人が辞めてリソースが足りなくなるという言及に関しても、1人社長こそ自分が居ないと事業が回らなくなるリスクがあるのでは?それこそ、普段から外注パートナーと良好な関係を築いておき、いざリソース不足でも外注さんで賄える準備をしておけばよい。
社長(あくまで役割であってそれ以外の何物でもない)含め、スタッフ全員が財務状態を把握している形を取り、全体を通して個々が納得できる形で収益を分配すれば、資金面はクリアできる。
そのためには、全員が財務指標を理解できることと、個々が人生全体に対して理想像を描けており、自分の人生設計に応じて目標設定できる環境になっている必要がある。
会社経営の一形態として1人社長を否定するつもりはないが、個人的には会社という絆(生態系)で結ばれた仲間を持ち、一緒に人生を歩んでいくスタイルが好きなのだと改めて実感した。 -
タイトル通りの内容で、これからは小規模経営や一人経営は増えてきそうですね。
色々と参考になる話かあり、勉強になりました。 -
言いたいことはわかるけど、この人の『小さい』とか『そんなに稼がない』ってどのレベル?
例の年収が700万〜1000万で話してるけどそこに到達してない人は結局もっと働けってことになりそうだけど。
ストーリー
小さな会社の経営者、これから起業をしようと考えている方に必読の書。
これまでの常識なら、創業者は会社をつくるとき、会社を大きくすることを目標としていました。
しかし、これからは違うと断言できます。
人口減少に伴い、消費が減り、経済規模がこれからも小さくなっていく時代です。
右肩上がりの計画を立て、たくさんの従業員を雇い、どんどん大きくしていくということは難しいでしょう。
だからこそ、一人でできることをやり、地道に稼いでいくというのがいい方法なのです。
当然、これまで存続してきた大企業も売り上げが減り、人を減らさざるを得なくなります。
このような時代において、大企業からあふれた人は自分の力で食べていくしかありません。
本書の著者は、税理士・経営コンサルタントとして、
ずっと極小会社(ひとり又は2、3人でやっている会社)のことを研究し、
実際に税理士業で携わり、自らも1人会社を10年以上運営してきました。
その中で、「一人で経営していく場合の必勝法」を編み出したのです。
本書ではその必勝法を余すところなく公開しています
会社を大きくせずに、一人で経営することのメリットがわかり、
ムリのないや先を見通した経営計画の立て方と心得を説きます。 -
シンプルに「この先景気が良くなったりしないから、なるべくスモールにビジネスはやった方がいいよ。それにはこんなことに気をつけた方がいいかも」という、ふんわりしたアドバイスが書かれた本。ビジネスを立ち上げるにあたって、具体的なノウハウなどが書かれているわけではないが、なんとなく「起業したいな」ぐらいの人が読んだら参考になるかもと感じた。