神様のパズル

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 416
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410038

感想・レビュー・書評

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  • 理系知識総動員してもぶっちゃけ細かいとこはよく分かんない。でも、十分楽しめるし、概要程度なら掴める。
    この話、初めて読んだのはおそらく高校生の頃だけど、今も時々読みたくなる。

  • 物理苦手なので、説明でわからない部分は沢山でした。
    でも、そういう内容を扱ってるところだったり、ストーリー自体は結構好きかも。
    最後の方は一気読みでした。
    物理は世界の見方の1つであるというのは、大学時代に自分も感じたもので、(理解力さえあれば)誰にでも理解できる宗教みたいだと思ったのを思いだしました。
    私はその理解力はなかったクチですが…(苦笑)。
    穂瑞の言ってる内容(綿さん向けにかみ砕いた説明)が理解できるようになりたいです。

  • 天才少女と平凡な男子大学生が「宇宙を作ることは出来るか?」がテーマのゼミを通じて、宇宙が誕生した理由、つまりは自分が誕生した理由を懸命に求め生きる様を描いた作品。小難しいテーマを扱いながらも説明的になりすぎず、また登場人物の様々な価値観を通して「世界」というものを多面的に描く。

  • 物理は難しい、けど未知な事を知ったような気分になるのは楽しい。ただ小説として、ややもの足らない。

  • 一応ミステリー
    誰も死なないし、犯罪も起きない
    数学と物理の用語に馴染んでおく必要あり
    天才物理学者の少女とお守役の大学生、プロジェクトにまつわる大人の事情が絡む青春もの?

  • 物理学の小難しい内容についていけず…ちょっと残念。
    宇宙を作る話から予想外の方向に着地。

  • 理系の大学が舞台。「宇宙を無から作ることは出来るか」というテーマに物理学科のゼミ生たちが挑む。
    平凡で気弱な主人公・綿貫君が、ゼミの鳩村教授から、穂瑞沙羅華という学生をゼミに出席するよう、説得して欲しい、と頼みを受ける所から物語は始まる。
    その彼女のキャラクターが面白い。彼女は人工授精で生まれたと言われる世間でも有名な天才少女で、飛び級生の16歳。
    綿貫君は彼女とコンビになって、「宇宙を作れる」ことを証明しなければいけないのだが、彼女は並外れた頭脳を持ちながらもいつも人を見下すようなクールな態度を取る。
    綿貫君もそんな彼女に、初対面では神経を逆撫でされるのだが、次第に絆が生まれていく。
    物語は、物理がテーマであるが故に、「量子力学」「相対性理論」と言った用語が飛び交う。もちろん文系で美大卒である私に聞き慣れるはずもない。ただ、語り手の綿貫君も我々と同じようにあまり知識がないため、そこまで小難しい感じはしなかった。
    普段生活する上でたまに疑問に思ったりすることが、実は物理を勉強すれば気持ちよく理解できたりもするんだろうな。追究していけばきっと楽しい分野だ。
    ちなみに私が一番短かにかんじる物理の現象と言えば、電車の揺れに連動して起こる、「慣性の法則」だ。これは学生時代、先生が「電車に乗っているときに感じることがあると思うけど」って言ったことまでも覚えている。何か身近なことを例にあげると、理解力はぐんと上がると思う。
    沙羅華が最後に泣くシーンが良い。

    ちなみにすぐに映画の方も見たんだけど、全く違う。第一主人公の綿貫君のキャラが変わりすぎだ。

  • ライトなキャラと割とガチな理系知識を織り交ぜた青春SF小説。
    解らない人にはまったく解らないだろうけど、涼宮ハルヒの憂鬱のキョンと佐々木が宇宙は作れるのかをテーマに奔走するって感じと言えば人によっては解りやすいだろうか!
    表紙からも見て取れる通り、キャラがライトでリーダビリティも高いんだけど、主人公たちが理系大学生ということもあり、理系知識がない僕みたいな文系学生は理解しないまま流し読みしてしまうだろう作品(一応作中に説明はある)。
    しかも、後書きで作者が今回は基礎知識を多めに出しましたみたいなことを書いてて作中で突いた文系学生の理系コンプレックスを更に助長させる。

    と、こう書くとイマイチ手を出しづらい印象を持つかもだが、青春もので通して爽やか。というかもはやライトノベル!また変わり者な美少女が相方なので、そういうのがたまんねぇ方には受けが良さそう。
    なにより友達に勧めたら借りパクされた事からも一定以上の面白さは保障出来るだろう。
    理系コンプレックスを助長されたり、友達から借りパクされても大丈夫って方は読んでみてはいかがだろうか。

  • 本当に申し訳ないけど途中で断念。どうにも人物に魅力を感じられなかった。
    宇宙を作ろうというテーマはとても面白いのだが・・・

  • 映画にもなってますね。
    よく出来ている面白い話しです。
    科学的な内容が沢山出てきますが、理解する必要はないでしょう。
    分からない所はSF的な味付けだと思えば問題なし。
    最終的には恋愛小説的な雰囲気も。
    サクッと読める本なんです。

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