- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412582
感想・レビュー・書評
-
「春の夢」
ボランティアコーチ。
いくらチームの状況が悪いとはいえ、辞めるタイミングくらい自分で決めてもいいだろう。
怖いぐらい偶然が続いていたが、これも何かの縁なのかもしれないな。
「夏のうつつ」
変わり始めたチーム。
自分の子に夢中になるのは仕方ないかもしれないが、他の子を蔑ろにするのはダメだろう。
プレーだけではなく、自分たちで考え動けたら大きく変わるだろうな。
「十五夜」
噂の人物は解雇され。
始めに聞かなかったのは悪いだろうが、理由も聞かずに即解雇するのは何だか違うだろう。
子供たちのことを優先して考えたら、合併は慎重に行うべきなのでは。
「ハーフタイム」
手紙に書かれた言葉。
誰からと伝えただけで顔を上げたのは、それだけ信頼していた相手からだったからだろう。
勝ち抜く為に強くなる事は重要だが、楽しめなければしんどいだろう。
「春風」
予想とは違う結果に。
一つも変わらなければ可決だったろうが、結果を残せたからこそ反対の意見がでたのだろ。
仕事をサボっていたら問題ではあるが、休日に何をするかは自由だろ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.2.21
-
少年サッカーにおいて、運営の難しさやボランティアコーチの難しさがリアルに描かれている。
子どもの成長を通して、大人も成長する。
そういう細かい描写もあり、子どもを持つ親としては読み入ってしまった。
誰のために教えるのか、何のために教えるのか、
子どもたちは何を望んでいるのか、
全てが一致したときに状況は大きく変わる。
改めて考えさせられた一冊。 -
作者得意のサッカーもの。最後はなかなかよかったように思う。現代社会の抱える問題が浮き彫りになった作品。
-
はらださん好きです。最後の手紙に涙。ムーンリバーがんばれ