ムーンリバーズを忘れない

  • 角川春樹事務所
3.71
  • (5)
  • (18)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 84
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412582

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「春の夢」
    ボランティアコーチ。
    いくらチームの状況が悪いとはいえ、辞めるタイミングくらい自分で決めてもいいだろう。
    怖いぐらい偶然が続いていたが、これも何かの縁なのかもしれないな。

    「夏のうつつ」
    変わり始めたチーム。
    自分の子に夢中になるのは仕方ないかもしれないが、他の子を蔑ろにするのはダメだろう。
    プレーだけではなく、自分たちで考え動けたら大きく変わるだろうな。

    「十五夜」
    噂の人物は解雇され。
    始めに聞かなかったのは悪いだろうが、理由も聞かずに即解雇するのは何だか違うだろう。
    子供たちのことを優先して考えたら、合併は慎重に行うべきなのでは。

    「ハーフタイム」
    手紙に書かれた言葉。
    誰からと伝えただけで顔を上げたのは、それだけ信頼していた相手からだったからだろう。
    勝ち抜く為に強くなる事は重要だが、楽しめなければしんどいだろう。

    「春風」
    予想とは違う結果に。
    一つも変わらなければ可決だったろうが、結果を残せたからこそ反対の意見がでたのだろ。
    仕事をサボっていたら問題ではあるが、休日に何をするかは自由だろ。

  • 2022.2.21

  • 少年サッカーにおいて、運営の難しさやボランティアコーチの難しさがリアルに描かれている。
    子どもの成長を通して、大人も成長する。
    そういう細かい描写もあり、子どもを持つ親としては読み入ってしまった。
    誰のために教えるのか、何のために教えるのか、
    子どもたちは何を望んでいるのか、
    全てが一致したときに状況は大きく変わる。
    改めて考えさせられた一冊。

  • 作者得意のサッカーもの。最後はなかなかよかったように思う。現代社会の抱える問題が浮き彫りになった作品。

  • 泣いた…… もう、最後の手紙のくだりを涙なしには読めない

  • はらださん好きです。最後の手紙に涙。ムーンリバーがんばれ

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

はらだみずきの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×