- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758413312
作品紹介・あらすじ
キョウコは、月10万円の生活費で「れんげ荘」で
おおむねのんびり穏やかに生活している。
母親が突然倒れ、救急病院のICUに運びこまれたり……、
バイトしては海外旅行をしていた隣人で
「旅人」のコナツさんの将来について相談に乗ったりと……、
いろいろなことがあるものの、ラジオを聴きながら、
ゆっくりコーヒーを呑んだり、時折遊びに来ていた猫(ぶっちゃん)が
飼い主と散歩しているところに出会ったり……。
日々季節の移り変わりを感じながら、
丁寧につつましく暮らす、小さな幸せの物語。
感想・レビュー・書評
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久しぶりのれんげ荘。
シリーズで読んでみたくなった。安定。
自分の老後はどうなる?
れんげ荘のみんなの生き方に興味あり。 -
ぶっちゃんは少なめだったけど、会えてよかった。
前回同様、そこで終わる?というところで終わってしまったので読まずにはいられない。 -
「れんげ荘」シリーズの第4弾。
タイトルに「散歩するネコ」とありますが今回はネコのぶっちゃんの出番は少な目でキョウコさんのお母さんの認知症・介護関係とコナツさんの就活の話が中心でした。
相変わらずのほほんとした空気感の中で物語は進んで行きます。
オンボロアパートで一人暮らしの50代のキョウコさん。
働かず貯金を切り崩しながら図書館通い、趣味は刺繍、共有スペースのトイレやシャワー室に花を飾り、そして程よい距離感を置きながらアパートの住人達と付き合い、時々ぶっちゃんと触れ合う。
ストレスを感じさせないこんな生活理想やん! -
「れんげ荘物語」シリーズ。
大手広告代理店を退職して、働かない暮らしを選んだキョウコ。
貯金を取り崩し、月十万の予算でつつましく暮らす。
独り暮らしではあるが、アパートの住人との関係も良好、ときどき遊びに来る、猫の“ぶちお”との逢瀬(笑)を楽しみにしている。
淡々と続く毎日であるが、誰の日常にも、ちょっと困ったことや、すっきり解決しないことが訪れる。
仲の悪かったお母さんが倒れたこと。
それで新しい関係になってしまったことは、自分に照らして考えてしまう。
そして、コナツさんに振り回されすぎ。
コナツさん、何か隠れた精神障害があるのかもしれません。
結局、キョウコはお人好しすぎるのだなあ…
消極的にではありますが、気にかかります。
次が出たらまた読みます。 -
1作目からファン。今回のキョウコは人の役に立ちたいという思いが強い。無職では社会貢献できないから、ということだろうか。お金は入ってくることはないので、家族のイザ、に協力できない心苦しさも手伝っているように思う。
それとは別に、キョウコのれんげ荘での暮らしが好きだ。部屋を清潔に保ち、食材に気を遣い、隣室の住人と交流し、近所を散策する。近所の犬に恋焦がれる。豊かなのだと思う。だから、このシリーズが好きだ。 -
お母さんの病気の症状、記憶にないことがキョウコにとって安心材料になるとは。義姉のお母さんへの対応、すごいな。嫁のかがみというか、この母にあそこまでできるのがすごい。キョウコも実は優しくて、コナツさんへの対応を見るとほっとけないんだろうなと思う。
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かつて、第一作目を読んだ気がするが、(ブクログ登録前)記憶があやふやなままここに飛んでしまった。
が他のシリーズもぜひ読みたい。
これの前に読んだ「山奥ニート」通じる部分があるかな。
人間の生き方に、決まりはないことに気づくかどうかは大きい。