一房の葡萄 (280円文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.71
  • (10)
  • (11)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 146
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435413

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 一房の葡萄のストーリー・テリングに感動して読んでみました。有島武郎の豊かで品格が高く味わい深いお話に読書の幸せを感じました。280円文庫良いですね。ずっと手元に置きたい良書がこんなに安くコンパクトだとうれしいです。

  • 片っ端から、道徳の教科書に載ってそうだな、と思った。子供の心の動きや考え方が出て良い。妹の話、弟の話、ばあや、ポチ。
    最後の小さき者へは、母親を亡くして4人を男手で育てることになった、喪失感と、子供の不憫さを思う気持ちがよく出ている。
    280円文庫、初めてみたけどきになる。

  • 小学生が読むといい。

    正しい方に子どもを導ける大人になりたい。

  • 心が切なくなる子どもにまつわる短編集。

  • (リリース:茂樹さん)

  • 上から目線っぽくて申し訳ないのですが
    やはり良い文章だと思います。
    心洗われる。

  • 有島武郎って、奥さんが(つまり、彼の子供の母が)なくなったとき、自分の子供に対して書いた文章が感動的でねえ。
    奥さんを心から愛していたこと、そして子供たちを心から愛していることがじんわりと伝わってきて、もう涙無しでは読めないんだよね。

    と、そんな先入観があるからか、本書も
    「たぶん自分の子供たちを頭に浮かべて、子供たちに語りかけるように書いてたんだろうなあ」
    という状況が見えてしまう。で、しみじみと慈しみの気持ちがわいてきてしまう。

    僕自身が子供を持つようになったから、こういう心情を獲得できたんだろうなあ、と思う。
    独身時代には考えられなかった心境の変化だなあ。

  • 最後の「小さき者へ」は好きすぎてもう何十回も読み返しちゃった(๑꒪▿꒪)*

  • 健全で幸福な人生を送っている人には、こんなにうつくしく、こんなに純粋な物語は書けっこないのだ。
    あまり関係ないけど、震災直後にスピッツの草野マサムネさんが、エア被災みたいなことになって仕事を休んだ際、「こういうときこそ歌うべきだ」なんていうことを言ってた人もいたと思うけど、やっぱりそういうときに倒れちゃうくらいの感受性があるからこそ、みんながお世話になったスピッツの名曲ができたわけで・・・。今回、興味を持っていろいろ調べた有島武郎の生涯に思いを馳せつつ、なぜかそんなことを考えて、妙に納得した。
    この短篇集は、表題作ほか子どもの視点で描かれた短編5編と、父から子への視点で描かれた「小さき者へ」から成りますが、特筆すべきは重松清さんのあとがきで、それを読むだけで泣けてくるし、有島武郎の年譜もついて、280円はハルキさんの心意気を感じました。ああ、有島武郎、『一房の葡萄』をものした3年後に、軽井沢で愛人と心中か……。

  • 「火事とポチ」がかなり印象的。特に、姿が見えないポチを探しながらポチを思い返す場面は涙ぐんでしまった。ラストも余韻があり、読後感が高かった。

    重松清の解説エッセイもgood。

全18件中 1 - 10件を表示

一房の葡萄 (280円文庫)のその他の作品

有島武郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

一房の葡萄 (280円文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする