スクープを狙え! 中央新聞坂巻班 (ハルキ文庫 せ 2-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 81
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438698

作品紹介・あらすじ

入社五年目の新聞記者・上原千穂。彼氏なし。でもいつか、結婚や子育てもしてみたい。そう思って生活情報部に異動してきたのに、配属は新設のニュース出稿班。理不尽なキャップに怒鳴られ、他部署と衝突しながらスクープを探す毎日だ。周りには、鉄の女と呼ばれる筆頭デスク、八方美人のやり手上司、入院中も楽しそうに原稿のことばかり考える先輩記者…ツワモノばかり。自分はどんな道を進むべきかもがく千穂は!?明日も頑張る元気が湧いてくる、お仕事小説シリーズ第二作目!

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのシリーズ続編を読みなんとなく思い出しながら読み進めた。新聞記者という仕事の内情がわかり自分がヒロインになったような気になった気分を味わえた。世の中には沢山の仕事がある中で記者は特殊たということ、そして優秀で適性がないとなれないと感じた。千穂も年頃になり次作では是非プライベートも充実させて欲しいような親心にもなった。

  • タイトルに「坂巻班」とあるけれど、主人公は坂巻記者ではなく、坂巻をキャップに持つ上原記者。生活情報部なんだけど社会部のニュースを追っているような取材にあれ?でもこれはシリーズ2作目で、無茶ぶりキャップにも慣れてきたし、めちゃくちゃ言ってるようなキャップの言動にも納得できることが増えてきて。自分の取材方法などにも1つ1つ記者としての姿勢の持ち方を気づかされ成長している。主人公の成長とは別に、取材内容も複数あるけれど、1冊で1つの内容をもっと掘り下げてもよかったかもね。せっかく文化面でじっくりネタを追いかけるスタイルも模索していることだし(^^; 特にWMをめぐる問題に注目してあれこれ風呂敷広げようという兆しがあったのに、1つの事例で終わってしまったというところから気になってしまった。

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著者プロフィール

せんかわ・たまき
1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社在籍中の2002年に書いた小説『感染』が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念し、医療問題を中心に社会性と娯楽性を兼ね備えた作品を発表する。著書には『転生』『繁殖』『誤飲』『疑医』『鬼嵐』などがある。本作は『幸福の劇薬』に続く「医者探偵・宇賀神晃」シリーズ第二弾!

「2020年 『偽装診療 医者探偵・宇賀神晃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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