トップリーグ (ハルキ文庫 あ 32-1)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758442718

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  • 『命の保証はない』
    政界の深い闇に切り込んだ記者の運命は…
    永田町激震の大スクープ‼️
    小説でしか描けない官邸最大のタブー、東京オリンピックを控えた都内の埋め立て地で発見された1億5千万円、昭和史に残る一大疑獄事件との関連は…次々に明らかとなる闇に蠢く影は何か。
    トップリーグとは、総理や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指すとのこと。

  • 本作は、好評を博したという雑誌連載が単行本化され、更に文庫化された作品で、作中世界は極々近年の状況をモデルとしている。作中世界に出て来る政治家や、様々な事件等は「あの人が?」とか「アレのこと?」というようにぼんやりと思い浮かぶような例が非常に多い。勿論、作中のモノに関しては、飽くまでも「作中世界に出て来る要素」として愉しめば好い訳だが…
    本作には「政治部の記者の仕事」というモノが、「一定程度、実態を反映している」と思えるような感じで描かれている。そして、その世界の「表と裏」も伺わせる…非常に興味深い。
    タイトルになっている“トップリーグ”とは?作中世界の、新聞政治部の業界用語なのだが、これの意味を最後まで問い続けるような中身である。
    多少、奇妙な出来事というモノを調べて行くと、思いもよらない状況が判って来るという内容で、かなり夢中になる。

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著者プロフィール

1967年、新潟県生まれ。専門学校卒業後、時事通信社へ。経済部記者を務める。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『震える牛』がベストセラーに。『血の轍』『ガラパゴス(上・下)』『不発弾』『トップリーグ』他、映像化作品多数。主な著書に『ファンクション7』『偽金 フェイクマネー』『復讐の血』『共震』『アンダークラス』『Exit イグジット』『レッドネック』『マンモスの抜け殻』『覇王の轍』がある。

「2023年 『心眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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