本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758442718
感想・レビュー・書評
-
『命の保証はない』
政界の深い闇に切り込んだ記者の運命は…
永田町激震の大スクープ‼️
小説でしか描けない官邸最大のタブー、東京オリンピックを控えた都内の埋め立て地で発見された1億5千万円、昭和史に残る一大疑獄事件との関連は…次々に明らかとなる闇に蠢く影は何か。
トップリーグとは、総理や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指すとのこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本作は、好評を博したという雑誌連載が単行本化され、更に文庫化された作品で、作中世界は極々近年の状況をモデルとしている。作中世界に出て来る政治家や、様々な事件等は「あの人が?」とか「アレのこと?」というようにぼんやりと思い浮かぶような例が非常に多い。勿論、作中のモノに関しては、飽くまでも「作中世界に出て来る要素」として愉しめば好い訳だが…
本作には「政治部の記者の仕事」というモノが、「一定程度、実態を反映している」と思えるような感じで描かれている。そして、その世界の「表と裏」も伺わせる…非常に興味深い。
タイトルになっている“トップリーグ”とは?作中世界の、新聞政治部の業界用語なのだが、これの意味を最後まで問い続けるような中身である。
多少、奇妙な出来事というモノを調べて行くと、思いもよらない状況が判って来るという内容で、かなり夢中になる。