幸福とは何ぞや―佐藤愛子の箴言

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  • 海竜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759313024

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  • (08.12.2017)

    P.82 もし、誰かに、あなたの人生でひとつ満足だったことは?と問われたら、私は「苦しいことから逃げなかったことです」と答えるでしょう。

    短いけれど、すごく深い言葉。自分もいつの日か、自分が歩んだ人生を振り返る時、こういう事が言えるような生き方をしなければと思った。

  • ・幸福とは欲望の充足では決してない。人生は安泰でなくとも、たとえ波瀾つづきであっても面白いものだし、それなりの生き方がかならずある。不如意なことは力が出るチャンス。幸福とはいい時も悪いときも腐らず恨まず嘆かず、どんなときでも平然としていられること。

    ・苦労を不幸のように考えるのは間違い。苦労を乗り越えるから、自信が生まれる。欲望を充足させることは幸福のひとつには違いないが、それに慣れると欲望はだんだん膨張して、あれもこれもと欲張りになっていく。欲望はあり過ぎても困るし、なくても困る難しいもの。

    ・完全な意味で最も幸福な人とは、着物を投げ捨てるようにべつの困るしを投げ捨てることのできる人。欲望を充足させることを幸福だと思うのは大間違い。

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プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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