スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち

  • 柏書房
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760140206

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • マジックの技を存分に戦場で発揮したマジシャンがいた。英国のマジシャン、ジャスパー・マスケリンはマジックギャングというチームを率いて、アレキサンドリア港を異動させたり、スエズ運河を消したり、戦車や部隊を出現させたり、マジックのテクニックを使って大規模なカモフラージュ作戦を実行した。小説よりも面白い。厚い本をどんどん読ませてしまう。史実によっては懐疑的なところもあるようだが、とにかく本は面白かった。

  • 本を見たときにその分厚さにたじろいでしまったが(最終が566ページ)、読み始めるとすぐにに引き込まれてしまった。
    第二次世界大戦の北アフリカ戦線における、ジャスパー・マスケリン率いる「マジック・ギャング」の活躍が、まるで映画やドラマを見ているように展開されていく。
    「マジックを戦争に利用するって?ハァ?」と思っていたのも、すぐにジャスパーの虜に。
    訳者あとがきによると、トム・クルーズが映画化権を取得して、映画化されるらしいというので、ネットで調べたところ、どうやら2015年末には、カンバーバッチ主演ということが決まったようだ。
    カンバーバッチは納得のキャスティングである。

  • 戦場でも日常でもマジックの描写が活き活きとして読んでてまさに魔法にかけられるよう。一方で淡々と続く任務、辛い戦場の日々は苦い。これもやはり戦線を追った「戦記」だった。

  • 戦争にマジシャンの能力をフル活用するという実録・戦争の狂気シリーズ。面白かったんだけど、実は読み終わらなかった。

  • 奇術師ジャスパー・マスケリンが第二次大戦中に繰り広げた撹乱工作のお話。奇術で戦争というとロベール・ウーダンを思い起こさせるが、マスケリンは部隊を率いて組織で大規模な工作をしかける。面白い。

  • WW2の北アフリカ戦線で、マジックの魅せ方を応用してドイツを相手に戦ったマジシャンの話。マジシャンは物理の法則に奇天烈な発想を加えてマジックとする事が多々あるが、この本の内容もその類に漏れない。一般的に実験しても出来そうな事もあるので、学校の理科の実験でやってみると学生も楽しめる気がする。

  • ちょっと出来すぎ感のあるフィクションのようなノンフィクション。北アフリカ戦線はネタの宝庫だと思った。

  • 砂漠の狐ロンメル将軍をペテンにかける戦場のマジシャン、ジャスパー・マスケリンとマジックギャングのノンフィクション。
    アレクサンドリア港を移動させ、スエズ運河を消し、幻の艦隊で上陸作戦をかける。種を明かせばたわいもないが観客の信じたいことを見せることでイリュージョンが生まれた。
    最新の情報では映画化の話がまた出たらしい。

  • p95~96のフリッツハールマンに関しての記述で、若い女性に噛み付いて殺しその肉を店で売ったとあるが、肉を店で売ったという証拠は出ていないはずですし、第一彼は男性専門の殺人者だったはず。
    p105でもその頑丈さから戦場の女王と称えられていたマチルダ戦車の事を、戦場を快進撃する女王と妙なこじつけ訳をしているように取れる。
    マチルダ戦車の薄っぺらな鋼鉄の車体を楽々と突き抜けていくともあるがあの時あの場所でトップクラスの装甲を謳ったマチルダ戦車に対して薄っぺらな装甲と表現するのはどうかと思う。
    原書が元からそう書かれているのか適当に訳しているだけなのか分からないが、序盤から事実に反したことが多く見受けられるので、これ以上適当なことを吹き込まれるのも嫌なので序盤にて断念。

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