- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767816692
感想・レビュー・書評
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片づけの解剖図鑑
2013/12/4 著:鈴木信弘
本書には、「家はどのようにつくっておけば散らかりにくいのか」という、住宅設計の根本をあやなす計画上の知恵や工夫、またその背後にある深いワケが紹介されている。
構成は以下の2章から成る。
①ヒトの動きを追いかける
②すべてのモノには場所がいる
デザインや設計という領域にはほぼ無知である。しかし、身の回りにあるもの特に本書で取り上げられている家・片付けという点においては、ものすごく密接な関わりがある。
片づけのしやすさ等は設計段階でコトは決まっており、今更・・・となるらしいが、それもうなづける。しかし、仕組は知る必要はある。しょうがないとあきらめる部分は受け止め、本書から妥協点を見つけながら他のお片づけ本で取り繕う他ないのかもしれない。
しかし、勘違いしてはいけないのは、今私の机の上が散らかっているのは設計上の問題ではなく、私のせいである・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
壁がないと収納場所がなくなる、というのはあまり意識したことがなかったけどいい視点が得られたなと思いました。
なんとなく素人だとどーんと大きな間取りの部屋の方がいいような気がしてしまうので。
ソファも場合によっては置かない方がいいこともあるかも?
また時々基本に立ち戻るためにめくってみようかと思います。 -
【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207194
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断舎利ではなく、収納を考えた家造りの本。
モデルルーム等でどうやって生活するのか、収納をどうするのろうと不思議に思うことがある。この本はその違和感を明確にしてくれる。 -
☆片づけの行為を生活のシーン毎に想定し、必要な場所に必要な収納をつくる。
家具のための壁と窓のバランス。
テレビの前は空ける(テーブルを置かない)。
キッチンには空き地をいくつか設けた方が使い勝手がよい。
ゴミは畳半畳分くらい常時存在している。ゴミ置場はシンク下やカップボード下などゴミが出る作業をしている人の近くへ。勝手口があればなお良し。
浴室は南側に設ければカビ知らず。
奥行600mmの室内干場を確保したい。
自動車や自転車置場にも屋根を確保したい。
音を吸うものを置きたい。
一室多灯照明の方が心地よい。 -
これから家をたてるひとが読むべき本
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出来ればリフォームする前に読んでおきたかった、何点か使えそうなアイディアもあたので試して見ようと思う。
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家を作るときのヒントが詰まった本。
夢みたいなイメージだけで終わらず、
実際に住んでみた場合のシミュレーションを踏まえた提案。
私は家を作る予定はまったくないけど、
土間・下屋のある家は使いやすそうだなー。
とりあえずテーブルの上に置きっぱなしになってるものを、
自分の座る場所の隣に移動する、というのはやってみました(笑)
シンプルで味わいのあるイラストとコメントがツボ。 -
これは家の間取りを考えるのにとても役に立った。
(スペースの問題もあるので、そのとおりにできないことも多いが)
よい本である。 -
心地よい住まいをつくりだす仕組み~片付く家とは、収納があって、動線に配慮されているものだ。玄関は広い方が良く、大きな窓はものを置けず、リビングのテーブルはソファの横に。キッチンをアイランド型にするなら調理台のみにするか、いっそL型にして半対面にする。押し入れは亜s区幅も小さい方が良い。土間・下屋は便利。タンスは不揃いになるから買うは必要なく、ウォークスルークロゼットが便利。食料はパントリーをつくり、応接セットやソファの大きなものは要らないだろう。家族6人分の車輪ものを置くには車一台分のスペースが必要。灯りは一部屋一つでなく複数で狭く照らすようにすると雰囲気が出る~「仕組み」であって「知恵」ではない。今の住まいですっきり片付く方法は少なく、新築もしくはリフォームするなら、こうするのはどう?という本だった。我が家の此処が駄目だとか、此処が良いとかという話になる