- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774611471
感想・レビュー・書評
-
富士山を写真と文で感じることができる写真絵本。
はじめて登った富士山が「風が吹きすさぶ真冬の白い山」だったという写真家で随筆家の石川直樹さん。
それから春夏秋冬問わず何度も何度も「足と手と息と耳と、体中で、富士山に触りながら」登ってきたという。
冬の白い雪と青い空のコントラスト。
夕焼け。
山での生き返るような食事。
樹海、とも呼ばれる青木ヶ原の森やそこで暮らす生き物達を想像すること。
星で埋め尽くされた夜空。
そして、朝日。
最後のページには冬の富士山用の装備一式が紹介されている。
冒険好きの子供ならきっと目を輝かせるでしょう。 -
写真家・石川直樹さんによる写真絵本。
富士登山には若干のあこがれがありますが、体力に自信がないのと、偏頭痛持ちで高山病が怖いのとで、おそらく、一生登ることはないかなぁと思っています。
そんな人でも富士登山を疑似体験できる1冊です。
冬の富士山に一歩一歩登っていきます。
風の強さ、厳しい寒さ、ぴんと張りつめた空気。
もちろん、しっかりした装備も必要です。
中腹で一泊。テントで食べる食事は簡素でもおいしそう。
夜空の降るような星。
合間には夏の風景も織り込まれます。
麓には、溶岩の大地に育った森。洞穴の割れ目から風が通り抜ける風穴。
多くの動物や植物を育む地でもあります。
遠くからみんなが見ている富士山。
頂上に立ったらどんな気分でしょう!
石川さんは、富士山に登るたびに新しい世界と出会うといいます。
日本でいちばん高い山。
そこから見える風景は格別なんでしょうねぇ。 -
冬の富士山登頂の写真絵本です。
6年生最後の読み聞かせに使いました。
一歩一歩自分の足で登って…ということで持って行ってみました。 -
「10代の頃から世界を旅し、エベレストをはじめとする7大陸の最高峰すべてに登頂をはたした石川直樹が子どもたちへおくる、はじめての写真絵本。冬富士のきびしさと美しさを、多彩な写真とともに描いた1冊。」
-
日本人登山家による富士山登山の写真絵本。
石川直樹:1977年生。写真家。
東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(美術)。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。
『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。
著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。
最新刊に、水戸芸術館や初台オペラシティをはじめ全国6館を巡回した個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、ヒマラヤの8,000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの7冊目となる『GasherbrumⅡ』(SLANT)、これまで撮りためてきた日本の「来訪神儀礼」を集大成した『まれびと』(小学館)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する「日本列島」プロジェクト(SUPER LABO × BEAMS)も進行中。 -
一歩一歩すすんでいくって
大切なことだな -
読み聞かせ。10分。冬の富士山に登る写真絵本。登山を語りながら、人生のことも伝えているような文章
-
迫力がある写真絵本
-
2017/03 読み聞かせ 4年生
石川直樹さん、お好きな写真家さんだったのですね。
わたしは『すべての装備を知恵に置き換えること...
石川直樹さん、お好きな写真家さんだったのですね。
わたしは『すべての装備を知恵に置き換えること』から知りました。まだ華恵さんの解説しか読んでないのですけど。
『まれびと』は本当にお高い!
定期的に通っている図書館には残念ながらなかったのですが、年一ぐらいの頻度で行く図書館にはあったので、忘れた頃に登録&レビューするかもしれません(^.^)
nejidonさん行きつけの図書館が入れてくれるといいですね。
お返事をいただいてとても嬉しいです。
写真家さんて、どうして文章も上手いんでしょうね。
天は二物も三...
お返事をいただいてとても嬉しいです。
写真家さんて、どうして文章も上手いんでしょうね。
天は二物も三物も与えていると思いますよ。
「まれびと」の高さに納得してもらえて良かったです。
なんだ、買えるじゃない、って言われたら立ち直れませんよ・笑
忘れた頃でも、いつの日か載せて下されば有難いです。
引き続きこちらの図書館にも猛プッシュしてみますね(^^;
それから「シャエの王女」と「春のわかれ」にいいねを下さって、涙が出るほど喜んでます。
すごく大切に思っている作品です。本当に嬉しいです!
ほんとうに、天は不公平ですよねー。(ため息)
文章と写真や絵の才能って比例するものなのでしょうか。
...
ほんとうに、天は不公平ですよねー。(ため息)
文章と写真や絵の才能って比例するものなのでしょうか。
『シャエの王女』はnejidonさんの熱いレビューを拝読して、司書さんに閉架書庫での眠りから起こしてもらってきました(^.^)
『春のわかれ』もあるようなので読んでみたいです。
nejidonさんの大切な作品なのですね。
少し、分かるような気がします。