NHK「ハートをつなごう」LGBT BOOK

  • 太田出版
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本棚登録 : 123
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312282

作品紹介・あらすじ

NHK教育テレビで放送中の福祉番組「ハートをつなごう」では、「性同一性障害」「ゲイ/レズビアン」「LGBT」と、2006年から4年間にわたって、性に関するシリーズを継続的にお届けしてきました。性の多様性について考えることは、「普通」について考えることにつながっています。

感想・レビュー・書評

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  • 読み易く、分かりやすい。
    是非その手にとって『LGBT』について知ってほしい。
    自身の再認識ができた気がする。

  • 2011/07
    6月に、大学の研究室の教授に誘われて行った、Living Together Lounge。
    その回のHIVポジティブの人の手記朗読をした方が、この本の制作に関わっていらした方で、若い人にはぜひ読んでほしい、医療職者になる学生さんたちなら尚更絶対知っていてほしい、と、この本を「ぜひ大学に」と1冊下さった。
    いま、その時行ったメンバーで順番に読んでいる。
    今回頂いた分は、最終的に教授に渡すけれど、
    自分でも一冊買おうかなと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「医療職者になる学生さんたちなら」
      普通に皆が知って理解すれば、垣根が低くなるんだろうけど、、先ずはってコトでしょうね。
      私も読んでみよう。...
      「医療職者になる学生さんたちなら」
      普通に皆が知って理解すれば、垣根が低くなるんだろうけど、、先ずはってコトでしょうね。
      私も読んでみよう。。。
      2012/08/24
  • LGBTQの本棚から 
    第8回 「ハートをつなごう」

    今回ご紹介するのは『LGBT BOOK NHK「ハートをつなごう」』です。

    「ハートをつなごう」
    はかなり幅広い問題を扱うNHKのテレビ番組ですが、LGBTを扱ったことが何度かあり、それを本にまとめたのが、このLGBT BOOKです。

    内容はセクシャルマイノリティに関する用語辞典、漫画、小説、インタビュー、対話、コラム…とボリューミー!
    1冊でいろいろな方面からセクシュアルマイノリティを知ることができます。
    (なかの小説を書いているのは“池袋ウエストゲートパークシリーズ”や、美丘などの著者、石田衣良さん……)

    今日はそのなかの用語辞典からいくつかご紹介します。
    まず
    『アライ』

    ゲイやレズビアンなど、LGBTの市民権獲得に対し支持や協力をする人のこと……。
    同盟者、支持者、協力者という意味の英単語「ally」から来ている。

    『クィア』

    性的少数者の人すべてを包括する言葉……。
    もともとは「風変わりな」「奇妙な」と言う意味を持つ英語で、蔑称的に使われてきたのですが、1990年代頃から当事者たちが異性愛中心の社会に対する別の性的価値観の提示として、自ら「クィア」ということばを肯定的・戦略的に使うようになりました。

    『ホモフォビア』

    フォビアとは英語で「~嫌い」の意味。
    すなわちレズビアンやゲイなどのセクシュアルマイノリティの人たちに対する不合理な偏見、差別、嫌悪、拒絶などのこと。

    いかがですか?
    知っている言葉はありましたか?
    日常ではなかなか知る機会のない言葉ばかりですよね。
    僕自身、自分がセクシュアルマイノリティであることを自覚してから色々と調べていくうちに知った言葉が多いです。

    この記事を読んでくれている方の多くはヘテロセクシュアル(異性愛者)かと思いますが、みなさんにはぜひ『アライ』になってもらえると嬉しいです。
    アライの方々がいるからこそ、苦しさや辛さを吐き出せる子どもたちもいると思うので……。

    他にはセクシュアルマイノリティの子どもを持つ親たちのグループ「親の会」についても紹介されています。
    当事者が大変なことはこれまでの記事やいろいろな情報で知ってもらえていると思いますが、実は親さんも大変なんです。
    突然自分の子どもがゲイ・レズビアンだとわかったり、娘が息子になったりしたら混乱しますよね。
    でもそんな気持ちを本人に言えるわけもなく、誰かに相談したいけどなかなか相談もし辛い内容……。
    そんな気持ちを受け止めてくれるのが「親の会」……。
    同じセクシュアルマイノリティの子どもを持つ親が集まって悩みを相談したりしているそうです。

    調べたら、全国にはいろいろな団体があるようなので、お悩みの人や仲間を探している人は探してみてください。
    ネット社会はこういうときにはとても便利……。
    ほとんどのところがネットで情報を流していますから。

    LGBT BOOKは、セクシュアルマイノリティについて、わかりやすくまとめた1冊……。
    知るきっかけとして、適している本だと思います。
    学校図書館などには、ぜひ!
    いれてください!



    クィアの割愛した部分を付け足しました

    2017年6月5日

  • 今の状況からすると、早くから「LGBT」を取り上げてきたNHK「ハートをつなごう」はもう5年以上も前の話。ここで書かれていることの全体としての状況は変わってきつつあるけれど、一人ひとりが向き合う戸惑いやしんどさ、あるいは喜びや楽しさは、まだまだそこに在り続けているんだろう。目下、小中高生への伝え方。

  • 自分が思っているよりも受け入れられている人が沢山いるんだというのに驚いている自分がいた。そして、性というのは本当にグラデーションなんだなぁと思った。自分はおかしいのかもしれないではなく「まぁちょっとユニークよね」位でいこうかな。自分が、相手が、楽しく暮らすために性規範が邪魔になるなら取っちゃってもいいかもしれない。後は現実的にそれをどう実現していくかをゆっくり考えたいと思います。

  • このての本は90年代のゲイブームの頃にもよく出ていたけれど、ここではLGBTということで性同一性障害など様々な性的少数者が取り上げられている。これからも時代ごとに取り上げて行く必要があるんだろうなあと思った。

  • 15.jan.4

    NHKの番組本。もうやってないのかな…?
    あんまり体系的には書かれてないけど、用語説明があってよかった。

    冒頭の写真が全体的にビビッドな色合いなのはレインボーを意識してなのかな。
    でも上の写真の人と下のインタビューとかの抜粋が別の人の言葉でちょっとややこしかった。

    だんだん頭では理解が深まっていく。
    身近な人の中にも、私が知らないだけで色んな想いをもってる人たちがいるんだろうな。

    残念ながら、今でもふつうにホモとかオカマとかそういう差別的な視点で嘲笑するような発言はテレビでも日常会話でも聞こえてきてしまう。
    そういうのが一刻も早くなくなってほしいと願う。

  • 一番初め、表紙を開けた写真を見てびっくり!
    これはBrass MIX!で一緒だったGくんとTくんではないか。
    しかし彼らはカップルじゃない。GくんにはMさんという素敵な彼氏がいて、今も仲良く同居している。
    ここでこういう風に写ってるとまるでカップルのように見えちゃうよー!これ読んだ日本国中(だけじゃない?)の人たちが誤解しちゃうよーと思いながら読んだ(爆)

    LGBTって何?と思ってる人には分かりやすい本じゃないだろうかとは思う。

    番組見てたらある程度は「ああ、あの話ね」って思う本。

    しかし、IもQも入っている割に、Tは「異性愛者」と決めつけているのがちょっと気になる。というかだいぶ気になる。一言でもそのことに言及している記述があればいいのに、と思った。

  • マイノリティってことで、いまLGBTを注目しつつ読んでるけど、
    なんていうか…とにかく仲間作れてパートナーまでいてって、
    十分なことじゃないのーって思った。

    人間関係を作れるのならいいじゃないか。

    差別や偏見やこの社会情勢環境での生きづららは確かにあるけど、

    恋愛とか結婚とかあたりまえ、みたいな感じは受けてしまった。
    そういう話題が多かったというか、
    もうそこにつきてしまうのかね。

    逆に、人とのつながり、理解してもらうことすることって、
    生きてくのにはほんとに必要なんだな、というのは痛感したけど。

  •  「「LGBT」って何?」という好奇心から手にとってみたものの、まさかそれが同性愛者の方々などを意味する言葉だとは夢にも思わなかった。
     この本は、NHK内の番組「ハートをつなごう」に出演した方の実体験を元にした、同性愛者に理解をもってもらう事を目的としたものである。

     私は異性愛者(この本に書かれている言葉でいうと「ストレート」になる)であるため、正直存在こそは知っていたが、実際にこういう方がいらっしゃるという事、その割合は世界各国共通で5%という数値に衝撃を受けた。
     冒頭の、女優ソニン(この番組の司会)の「生まれた時から男女というのが基本にある社会とは言え、「彼氏(彼女)いる?」と聞くことで傷ついてしまう人がいることも知り、「恋人いるの?」と聞くようになった」という意見、FTMの杉山文野の「「大丈夫オレそういうの偏見ないし」と言われると、「なんで最初から偏見がある前提なんだ―?」とつっこみたくなる」という主張は考えさせられる。
     
     同性(女性)同士で結婚したカップル(理解のある友人に恵まれた)、親、職場の同僚にカミングアウト(狭い人間関係である島民・同僚に打ち明けた)、自分の性に揺らぐ中学生(制服という枠に嵌められる苦痛)、性同一性障害という訳でもないが自分の性が分からない、クラインフェルター症候群という病気のために苦しむ、LGBTが集えるレインボーカレッジ(こんな集まりがあったとは)、彼・彼女の親の意見など、様々な立場から見た性のありかたについて述べられている。

     一貫して伝わってくるのは、「自分の存在が受け入れられないのではないか」という感情から生まれる孤独感だろう。日々の生活の中で、孤独を一度も感じたことのない人はいないだろうが、この方々は「本当の自分を出す」事に、普通(というと語弊があるだろうか)の人よりも遥かに恐れを抱いている。「いつも「その場に属していない」感覚がついてまわる」とのことである。
     実際、この本のインタビューに答えている医師によると、同性愛者の自殺企図率は比較的高くなるそうであり、本書の中にも自ら命を絶ってしまった息子を持つ母親が意見を述べている。たとえ、全てを受け入れる事は出来なくても、「あなたの居場所はある」という事をもう少し政府や教育者は発信していくべきではないだろうか。

     この本を読み終えた今でも「ありのままの自分をありのままに表現し、ありのままの相手をありのまま受け入れること」が出来るようになったとは考えていない。
     が、知るきっかけとはなった。一読をお薦めする。

    自分用キーワード
    LGBT 虎井まさ衛(3年B組金八先生のキャラクター:鶴本直のモデルとなった作家) 石川大我『ボクの彼氏はどこにいる?』 同性婚 性同一性障害に関する特例法 アラン・チューリング(コンピュータの理論的基礎となった「チューリングマシン」のモデルを考案) tokyo wrestling クィア・カルチャー テレビドラマ『Lの世界』 ダイナショア・ウィークエンド アライ MTF/FTM クィア 性自認 ドラァグクイーン ホモフォビア クラインフェルター症候群 レインボーカレッジ P-Flag 大学生ナイト NPO法人アカ― AGP

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