- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781609485
作品紹介・あらすじ
「湖底の春」「恋人カタログ」「かわいそうな動物園」「龍の逆鱗」「記号を食べる」「代理裁判」「遠き理想郷」「すごいお金持ち」「えぐちみ代このスットコ訪問記」ほか千変万化の発想と筆致でおくる、九井諒子のショートショート全33篇を収録。
感想・レビュー・書評
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いやぁ〜コレは面白い。
4コマ漫画ではなく
ちゃんとオチのある
掌編漫画があったとは
ちょっと驚きでした♪
コメディに昔話に
SFにファンタジーにホラーもどき、
短くて2ページ、
長くても7、8ページの
切れ味スルドいショートショート33篇を収録。
社長令嬢との交際に不満を持った男は
タイムマシンで将来出会うハズの異性を調べようとするが…
「恋人カタログ」
何か不安になるたびに脳内裁判を開く女性が笑える
「代理裁判」
唯一の楽しみである就寝前の読書。しかし彼女には
ある特技があったのだ…(笑)
「ノベルダイブ」
イマジネーションを刺激する
○△□の調理方法に思わずツバを飲む(笑)
「記号を食べる」
ほんわか旅行記と
サスペンスが見事に調和した
(名作映画「太陽がいっぱい」が浮かんだなぁ〜)
「えぐちみ代このスットコ訪問記」
お金があるって滑稽なんやね(笑)
「すごいお金持ち」
猫の女の子の健気な努力を描いた
「かわいくなりたい」
イジメをテーマに紙芝居をすることになった中学生たち。
話を練るうち、
やがて紙芝居はとんでもないスケールの歴史絵巻へと変貌を遂げていく…(笑)
「遠き理想郷」
恋人や職場のストレスに悩む男は
やがて宇宙に魅せられ…
最後の胸キュンオチは反則!(>_<)
「スペースお尺度」
サンタ派遣会社を舞台に
サンタクロースへの夢破れた
年老いたカナダ人が起こす奇跡(笑)
「夢のある話」
なんかがお気に入りです(^O^)
特に「夢のある話」は
少し膨らませて
映画化して欲しいなぁ〜(笑)
監督はラッセ・ハルストレムかティム・バートン、
もしくは「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネで(笑)
サンタの夢破れたカナダ人には
ハーベイ・カイテルかビル・マーレイ、
もしくは
アンソニー・ホプキンスあたりでどうでしょう(笑)
しかしまったく違うテイストの話を描き分け
しかも総じて
オチのレベルが高いのがスゴいし、
気軽なショートショートだけに
何度となくまた読める
耐久性も抜群です。
すべての出演者を見つけるのも楽しい
凝りに凝った表紙カバーがまた
素晴らし過ぎます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多くを活字で語らず、きちんと絵・ストーリーで伝えるSF風味短編集。好み。
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ひきだしにテラリウムという名のとおり、ひきだしの中に広がるひっそりとした小さな森のように。奥に進めば進むほど、不思議で違和感があって、でも優しい世界。
九井さんは本当にストーリーテラーだな。ダンジョン飯の人って、後から知って案外びっくり。 -
ショートショート集。 SFとファンタジーのセンスオブワンダーに溢れた秀作がぎっしり詰まっている。 絵柄も内容に合わせテイストを変えたり、 モチーフそのままを展開するのでなくて一味効かせている。 各作品に共通しているのは同時代的な心の機敏。何度も読み返したくなる一冊。
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イメージしていたものとは違い、今読みたいタイプではなかったものの斬新ではありました。
恋人カタログは好きだな。 -
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こんにちは。無粋かもしれませんが、オリーブの葉はノアの箱舟のお話の最後に出てくるのです。この動物園はノアの箱舟だったということですね。悲しい...こんにちは。無粋かもしれませんが、オリーブの葉はノアの箱舟のお話の最後に出てくるのです。この動物園はノアの箱舟だったということですね。悲しいと哀しい、初めて知りました。新しい知識をありがとうございます。2020/02/28
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各話どれもセンスの塊。
ショートショートとしてすっきりきれいに楽しいし、絵柄も毎度どストライクに合わさって最高、大好きです。
「記号を食べる」が一番「発想力…‼︎」と思いました。 -
お菓子の詰め合わせのように、どこから読んでも美味しい。話の内容はもちろんのこと、絵柄も豊富でわくわくした。
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なかなか、深いお話ばかりですね。ひねりがあるのかないのか、わかんない作品もあるのですが、私の知識不足ですね。(たぶん・・・)高野文子さんの作品も思い出しました。
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「高野文子さんの作品も」
へー九井諒子は高野文子に近いのか?
実は一冊買って積んであるのです。。。「高野文子さんの作品も」
へー九井諒子は高野文子に近いのか?
実は一冊買って積んであるのです。。。2013/07/19 -
nayancomaruさん
高野文子の「絶対安全剃刀」です、私が思い出したのは・・・(*^。^*)・・・・ちょっとシュールというか、ブラック...nayancomaruさん
高野文子の「絶対安全剃刀」です、私が思い出したのは・・・(*^。^*)・・・・ちょっとシュールというか、ブラックというか・・・その辺が近い感じがします。あくまでも個人的感想ですが。2013/07/20 -
「ちょっとシュールというか」
昨日「竜のかわいい七つの子」読みました!何と言うか、確かにシュールなのに、サラっとしていて
ホロっとさせられた...「ちょっとシュールというか」
昨日「竜のかわいい七つの子」読みました!何と言うか、確かにシュールなのに、サラっとしていて
ホロっとさせられたりして、なかなか良かったですヨ!
そうそう高野文子よりマイルドかな。。。2013/07/29
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沢山のお話があって凄く面白かったです。二、三回読むと細かいところまで目が行きました。何回も読んでもあきない本です。不思議な奥深さがあります