ユリイカ2010年2月号 特集=藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』・・・少年マンガの20年
- 青土社 (2010年1月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791702046
感想・レビュー・書評
-
特集*藤田和日郎
『うしおととら』 『からくりサーカス』 そして 『月光条例』・・・少年マンガの20年
【対談】 少年マンガの教理と実践/藤田和日郎×荒川弘
【インタビュー】 若きマンガ描きに与ふる書/藤田和日郎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一番読みたかった記事は、荒川弘と藤田和日郎の対談だ。これは荒川が遠慮しているというより、藤田がいつも通り喋りまくっているので、あまり対談っぽくはなかった。少し残念。
他の人の書いている考察は面白いのもあればどうでもいいのも多く、流して読んだ。藤田作品を読んだ事ない人もいるし、拾ったキーワードを使って最後までほぼ関係の無い話をしている人もいるので、書評を書くために読んだだけという印象だった。全体的に冗長なので、これは雑誌の特色だろう。
泉信行の書いた、読書方向が与えるベクトルについては面白かった。
個人インタビューの内容は、藤田の創作について書かれた本である「読者ハ読ムナ」を読んだ方が分かりやすい。 -
愛している藤田の特集本。
いろいろな人の目から見た藤田和日郎が語られていて面白い。
荒川氏との対談はしかし、正直彼女のファンの方が楽しいのではないだろうか。
市川春子さんのインタビューまでついて、私にとっては何て素晴らしい本!と興奮したもの。
市川さんのインタビューは、彼女の作品のシーンの解説があります。それを読んだ後に読むと、さらに愛おしくなる。 -
【読書ノート】
・ニーモシネ1-16
【要約】
・
【ノート】
・ -
藤田先生のインタビューを読んで、大体思っていた通りの人だったので感動。「島本先生」といっているのが印象的だった。
-
中国の文化や宗教の観点からみたうしおととら論、漫画のページ構成と正悪・陰と陽の分析論が興味深かった。表層だけではなくて、物語の構造もロジカルに描かれているのにも納得できる。
個人的には今連載中の月光条例が何故面白くないのか?が、解明できてよかったかも・・・。 -
執筆陣には以前から藤田作品ファンという人もそうでない人もいたけど、色んな角度から書かれて面白かった。
中でも千野帽子の月光条例の考察が面白かった。
彼はユリイカの特集の為に初めてこの漫画を読んで評を書いている。
「ファンタジー的なアクションコメディ」と月光条例を形容していたが内心どう思ってるんだろう。他の人に比べると若干辛口だったけど(笑)。
あと、河野聡子のからくりサーカス評で女性のリアリティについて書かれた所では、やっぱり皆思う所は同じなんだな〜っと笑っちゃいました。コロンビーヌ(小)についての部分も同意。私は大人だからコロンに感情移入してちゃアレなんですが(笑)。 -
荒川先生との対談目当てで購入し、衝撃の事実を知ることに。
凄いな、牛さん。凄いよ、牛さん。 -
実は藤田さんと荒川さんの対談目当てで買いました。
インタビューとかもとても読み応えあります。
いまだ読み終えてないですが。
熱い、熱いよ藤田さん!
大好き!
もう一度読みたくて
うしおととらを集めている最中です。(前は妹が買っていたのを読んでいた)
藤田和日郎魂ってなんだ!?欲しくなってきたじゃないか!w