ユリイカ 2023年11月号 特集=金原ひとみ ―『蛇にピアス』から『マザーズ』、そして『腹を空かせた勇者ども』へ―

  • 青土社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791704392

感想・レビュー・書評

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  • 長年待ち望んできて、やっと出てくれた金原ひとみのユリイカ!
    『蛇にピアス』からずっと彼女を推しつづけている身としてはこんなにたくさんの人が彼女と彼女の作品について書いている!という事実だけで感極まってしまいそうだった。
    十人十色に金原ひとみ作品が解釈され、その人の記憶や思い出と結びつき、そしてこれから彼女のファンになるかもしれない人たちに手渡されていく良質な論考とエッセイの数々。なかでも『軽薄』を取り上げた論考が多かったのはちょっと意外だったけど読んでみるとなるほどな〜というかんじ。
    わたしのお気に入りは西加奈子のエッセイ「贅沢な憂鬱」です。一文読むごとに、わかりすぎるぞ西加奈子!!!とヘドバンしてしまう。西加奈子と握手がしたい。

    『蛇にピアス』しか知らないけど…という人にもぜひこれをきっかけに現在の作品も読んでほしいなーと改めて思うのでした。ありがとうユリイカ。墓まで持っていきます。

  • 「ハジケテマザレ」で初めて金原ひとみさんの作品を読みました。金原ひとみさんは、性描写が強いイメージがあったのでなかなか読めずにいましたが、「ハジケテマザレ」は性描写などはなく、非常に楽しく読めました!そこから興味を持ち今回のユリイカを購入。まだ全部読めたわけではないのですが、金原さんの作品に非常に興味を持ちました。西加奈子さんの贅沢な憂鬱が良かったです。
    少しずつ、金原さんの作品を読み進めていきたいと思います。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2004年にデビュー作『蛇にピアス』で芥川賞を受賞。著書に『AMEBIC』『マザーズ』『アンソーシャルディスタンス』『ミーツ・ザ・ワールド』『デクリネゾン』等。

「2023年 『腹を空かせた勇者ども』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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