数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方

  • 青土社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791765614

作品紹介・あらすじ

数学オリンピック最年少金メダリスト記録を持つタオ教授による、誰でも楽しめる理想の数学教室。問題の把握とその戦略、そして美しい攻め方とは-。

感想・レビュー・書評

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  • 多少読みにくいところもあったが、数学の天才の問題の解き方を順を追って理解することができる、数学が好きな人には非常に勉強になる本だと思う。

    第1章に問題を解くための基本的な戦略が示されているが、これらは非常に当たり前のことで難しくはない。しかし実際の問題を解くにあたって、この非常に簡単な戦略のどれを使うか、あるいはそれらをどう組み合わせ、難しい問題をどのようにして少しずつ簡単にしていくかといった判断は、恐らく経験と、もって生まれたセンスがものを言うのだろう。

    読んだだけでは全くどういう意図口で取り組めば良いのか全くわからなかった問題が、上記戦略を使って徐々に簡単に解かれていくのを読むと驚愕する。天才というのは頭でわかっていることを、具体的に行動にして実現できる人間を言うのだなと強く感じた。

  • 一般的な解説書に飽きてしまった方はこちら!
    ある一人の数学者の解き方で学ぶ

    理数理 タオ||5||1 11793233

  • 抽象世界に住む、神々の遊び。
    持久力が無くなっており、とても追っていけない。

  •  早熟の天才数学者が,「数学オリンピックで出題されるような,答えのある数学問題にどう取り組むか」を解説。原書の初版は著者が15歳の時に執筆したとかいうんだけど…(溜息)
     この種の問題はとてもよく考えられていて,解き方が美しいというより,出題こそが美しいともいえそう。そういう美しい解き方で解かせるようにできているという意味で。ディオファントス方程式なんか,驚くほど少ない条件しか与えられてないのに,解けてしまうんだから,まるで魔法みたいだ。
     もちろん魔法なんかじゃなくて,しっかり数学です。本書では多くの問題でモジュラー算術が大きな役割を果たしているんだけど,あまり使い慣れてないので…。
     答えがついていない練習問題がたくさん。全部は解けなかったorz

  •  読んで良かった。第一章の「問題を解くための戦略」は、特に良かった。
     「いかに問題を解くか」に無い、より数学よりの課題への姿勢がある。
     後の章は、ちょっとマニアックな感じがする。訳がちょっと変。今度、
     新刊がまた出るみたいだけど、ブログのまとめのやつ、いや測度論、
     楽しみではある。ドラフト原書で伺いましょ。そうしましょ。そうしましょ。

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