一反木綿から始める生物学 (ソフトバンク新書 85)
- ソフトバンククリエイティブ (2008年8月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797344462
作品紹介・あらすじ
妖怪と生物の驚くべき共通点とはなにか?『ろくろ首考』『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』で、妖怪ファンの心をつかんだ著者が、妖怪の中でもダントツ人気を誇る一反木綿をモチーフに、新たなるアプローチを展開。多様性から進化、遺伝子工学、老化まで、生物学の入門にも最適な一冊だ。
感想・レビュー・書評
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なかなか興味深いことも書いてはいるものの、全体と通して見ると結局なにが言いたいのかよく判らない本である。結局、一反木綿は生物学的にみてどうなのか?ろくろ首の続編ということかもしれないがタイトルの付け方に失敗しているとしか思えない。
「妖怪と世物の間にはとても深い絆がある」という主張もどうも説得力に欠けるように思う。
少々消化不良を感じるのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多細胞生物の個体は,「生殖細胞の保護服」だったのか。人間の器官で一番偉そうにしてる脳も,単なるおまけでしかないわけだ。そんなもんなんだと思うと,なんかとっても気が楽になるようですね。
結構難しいことも書いてあるけど,妖怪の絵があるとほっとします。でも後半のヒトの女の人の絵はちょっとリアルで不気味でした。 -
妖怪を入り口として分子生物学を語る一冊。
妖怪の名を借りた思考実験なので、分子生物学の入り口としては良いけど、深いことを知るには? -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:460.4||T
資料ID:95080079 -
同じ著者による『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』は、とても面白かった記憶があるが、本書はちょっと残念。
著者の妖怪好きも伝わってくるし、妖怪の魅力もわかるのだが、生物学との関連付け(こじつけ)が、かなり雑。いろんなイマジネーションを含めた著述をしたいのだろうが、結局、何を云わんとしてるのか、よくわからなかった。 -
筆者は妖怪好きのバイオ研究者で、妖怪の話を通して
生物の多様性や寿命、基本原理を述べたかった様だが、
話の内容がコマ切れであり、何を主張したいのか
よく分からなかった。何となくだらだらと知識が
記述されている印象を受けた。
私は面白くなかったので厳しい評価にした。 -
妖怪の話から「多様性」が出てくるとは思わなかった。
読みやすくてよかったかも☆