老人の取扱説明書 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797392449

感想・レビュー・書評

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  • 既知のことが多いが、年寄りの困った症状を、その原因から丁寧に説明している。年寄りの行動に対する理解が深まれば、嫌な思いも薄れるだろう。自らも何に備えるべきなのかを想像しやすくなった。さらっと読めた。

  • 20180215 身近な疑問の回答を求めたのと予防の為と思い買った。結果は期待通り。生活の見直し、親との付き合い方をどうしていくか?参考になる。これからますます老人化社会を迎える我々にとってこの本はいろいろな機会を与えてくれそうだ。住み易い世の中にするために役立てたい。

  • 高齢者のあるあるを医学的に解説した本です。なるほど&自分も気をつけようと。予防は40代かららしいです。

  • 感想
    老人に対する接し方。理解をしても実行に移せるか。いずれは自分も老化し世話をされる側になる。今のうちから知識を持っておけば動揺も少ない。

  • 昔話をする時、たいていは自分はよく頑張った、あの頃はいい時代だったと必要以上に美化されている。
    過去の記憶は、嫌なことは消えて、いいことが残りやすい
    ただし最近起こったことは、これも不思議なことに嫌なことの方が思い出されやすくなっている。結果として今は悪い、昔はいいと記憶が書き換えられる、高齢者が過去を美化して今を否定する話をしたがる結果となっている。

    視覚
    白内障が50代から半数以上の人に発症、80代を超えると99%が白内障になる。暗い所と明るい所が見にくくなる。暗い中トイレに向かって歩いていたら階段を踏み外して転ぶ、夜間運転していたら対向車のライトがまぶしくて事故をおこしてしまったりする可能性が高い。

    聴覚
    難聴は50代後半からはじまる、60代後半で急速に進む、80代以上では7〜8割を占める。

    嗅覚
    50〜60代までは年齢とともに機能が高くなる。
    それ以降は低下、70代からの機能低下が大きい。

    味覚
    60代から衰えてくる。
    味付けが次第に濃くなる。

    触覚
    50代から衰えてくる。70代から顕著になる。物を落としやすくなる。
    やけどしやすくなる。

    筋力・関節
    80代になると膝は半数半数以上の人が、腰は70%以上が関節の変形を認める。
    筋力低下も40代から始まり、50〜60代で顕著になる。

    記憶力・知能
    記憶力は50代から徐々に衰えていき、60〜70代で顕著になる。
    知能は種類と使い方にもよるが、80代を超えても維持できるものと60代から衰えるものがある。

    年を重ねるとテレビとラジオ、本、新聞、雑誌、家族との会話などが主な楽しみとなるので、目や耳のありがたさを身に染みて感じる
    認知症になりにくい方法としては、体を動かす運動が有効であることがわかっている。頭を使うことも有効であることがわかっている。
    なるべくやりたいことをやったほうがいい。お遊戯でなければならないことはない。
    年を重ねると味覚を感じにくくなる。55歳を超えると若い人の3倍以上味覚生涯が出る。
    味覚が低下すると、どんどん味付けが濃くなったり、塩分の多い料理を食べたりする。高血圧や糖尿病にかかりやすくなる。
    味覚には、甘味、塩味、苦味、酸味、うまみの5つが存在する。
    青魚が良い、イワシ・サバ・ニシン
    暗い所を見るのが苦手、20代だと、瞳孔の面積は、15.9mm2だが、70代になると6.1mmと半分以下になる。

    骨を作るにはビタミンd,ビタミンk不可欠、ビタミンdは腸でカルシウムを吸収するのに必要、鮭が有名 ビタミンkは、小松菜やほうれん草
    50代をピークに60代、70代と年齢が上がるごとに月当たりのお金の消費量は減る。
    高齢者は自分で調べるより、人に聞く、よくいえば人を信じることが出来る。悪く言えば騙されやすいので標的にされる。
    なぜ、高齢者は騙されやすいのか、将来起きる悪いことを考えず物事のいい面を見がちである事が関係している。
    問題は寝ていても起きてしまうのが多いこと、睡眠が浅いために起きる。物音、寒さや暑さ、かゆみ、痛み、おしっこがある。

  • 老親と接する時の心がまえとして読了。
    親にあてはまりすぎて驚いたが、自分にもあてはまるのだろうと思うと驚愕。

  • 面白かったし勉強になった。
    自分視点であまり考えられてなかった。
    老人と接する時に色々と注意していきたい。

  • 三葛館 新書 [493.18 || HI]

  • すごく納得のいく取扱説明書
    これから来るであろう未来にしっかり予習しておきたい

  • 人の事はあまり言えませんが本当に、情けない老人が多くなっているとおもいます。もっと若い人の見本になるような行動をとろうよ。見ていて恥ずかしく、情けなくなる。

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著者プロフィール

二本松眼科病院副院長。医学博士・眼科専門医。緑内障手術トラベクトーム指導医。「緑内障神業手術」として新聞にて紹介。
「日本の名医50人」「名医はこの人ブラックジャックを探せ」でも紹介される。
NHK「おはよう日本」「あさイチ」「ニュースシブ5時」出演。民放各局「名医のTHE太鼓判」「主治医の見つかる診療所」「ジョブチューン」など出演多数。Yahooニュースの眼科医として唯一の公式コメンテーター。
YouTube「眼科医平松類チャンネル」は10万人以上の登録者で緑内障の最新情報を発信中。
著書に30万部突破の『 1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ 』、ロングセラー『自分でできる! 人生が変わる緑内障の新常識』など

「2023年 『【書籍版】自分でできる! 人生が変わる緑内障の新習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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