- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797392449
感想・レビュー・書評
-
ご老人には感じ悪いタイトルだとはおもうけれど、
行く道だ。
戦争の話をしたときはどくだみ茶を飲むとか 笑
反復したり、体を動かして得た記憶は忘れにくいんだって。
何回も同じ話をして嫌われる高齢者が多いから…
同じ話されるの、ほんとうっとおしいー。なんなんだろ、あれ。いなすの苦手だから、毎回聞かされちゃう。
他、(以下メモ)
P36
高齢者の耳は高音域が聞きにくいにもかかわらず、リクルートメント現象といって、一定の音量を越えたとたんに急にうるさく感じてしまうのです
高い音は小さいと聞こえず、大きいと突然耳なりのように痛いほどの音になる
難聴になればなるほどそれがおこる
あとは、現象としてはなるほどーと思うことが多かったけど、その対処法というのがどれも納得するような説得力にはかけていた
と思う らんらんらーん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族も歳をとり、仕事で高齢の方と
接する事もあるので、手に取りました。
老化について知識があれば、お互い
少しでも気持ちよくコミュニケーション
が取れるのではないかな。
子供時代のない人は居ないし、
生きていれば、自分もいつかは老いる。 -
老人の良くある行動とその原因、対処法を書いてある本
極めてまとも -
すぐ読める。老人になった時に、普段の物事がどのように感じられるかが非常にわかりやすく書いてある。
・耳鼻科で書類を揃えて補聴器を安く買う、何度かメンテナンスする。
・ネガティブ発言を封じるのは逆効果。庭掃除などリスクの少ない仕事をさせる。
・伴侶に先立たれた高齢者は自殺する可能性が高い。こまめに連絡を。
・塩味は若い人の12倍で同じに感じる。だしで旨味を、一部の料理だけ薄味にしてアクセントを。
・あれ、これ、それは取り繕いの可能性あり。認知症かも。
・日本の信号は高齢者には優しくない。赤が青に変わるのを待ってから渡る。
・高齢者の事故で最も多いのは家の中。照明をケチらない。
コラムの五感の低下も印象的。 -
とても勉強になった。老化について、おおよそ知っているつもりだったが、そうでもなく、専門家の知見はありがたい。
老人との会話で、どんなふうに気をつけたらいいかわかったし、これから優しく接することができそう。
補聴器の項目がとくに、役立った。 -
平松類 著「老人の取扱説明書」(2017.9)、笑いながら読みました。気をつけてもどうにもならないものもありますが、気をつけたいと思いますw。老人の困った行動: ①都合の悪い事は聞こえないふりをする ②突然、「うるさい!」と怒鳴る。でも、本人たちは大声で話す ③同じ話を何度もする。過去を美化して話すことも多い ④「私なんて、いても邪魔でしょ?」など、ネガティヴな発言ばかりする ⑤せっかくつくってあげた料理に醤油やソースをドボドボとかける ⑥無口で不愛想 ⑦「あれ」「これ」「それ」が異様に多い ⑧信号が赤に変わったのに、ゆっくり歩いている ⑨口がそこそこ臭い ⑩まだ夜じゃないの?というほど早起き など。
-
メモ
・聞こえないのは「フリ」ではなくて、ホントに聞こえてない。聞き取りにくい声域もあるし、自分に話しかけられてるのが分からなかったりする。赤信号を渡るのは、信号機が見えにくかったりするのに加えて、信号の変わるスピードは全く老人に優しくない。いずれにせよ、即座に高齢者の人間性と結び付けて批判的な感情を持たないこと。
・味付けが濃くなる(そうか?と言う気もするが)
→亜鉛を取ると味覚に良い
・口臭
→デンタルフロスを使う
→パイナップル、パパイヤ、それにりんごもよい
→口呼吸は加速させる
・家の中で転倒する
→片足立ちできるかチェック。15秒以上でないと危険
→目をつぶってもできるように
・むせやすい
→喉を詰まらせたら、四つん這いにさせて背中を叩く(タッピング) -
老人がなぜ扱いにくいか、そしてどのように扱えば良いかの指南書。
具体例を元に解説してるので説得力があった。 -
認知症が始まった、義母に思い当たる項目が多々あり参考になりました。
また、自分への予防にも参考になりました。 -
義父92歳、母86歳。なるべく老人の気持ちに寄り添いたいと思います。だっていずれ通る道だから。