- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799322048
作品紹介・あらすじ
古今東西語り継がれる人生の教え77。「北風と太陽」「キツネとブドウ」「人間万事塞翁が馬」…イソップ物語から中国古典まで。
感想・レビュー・書評
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古今東西の寓話集、77編。
解説も付いて、分かりやすいですね。
・大きな岩と小さな岩
・ひばりの引っ越し
・エレベーターと鏡
・3人のレンガ職人
・西瓜泥棒
・百万分の一の命
・盲亀浮木
・空の茶碗
・2人の禅僧
・4人の妻
...などなど
どれも、なるほどと頷く話ばかり。
特に、「百万分の一の命」と「2人の禅僧」、「4人の妻」は、好きですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私は、「北風と太陽」の話が大好きですが、本書は、そうした古今東西の寓話を取り上げ、そこにひそむ教訓や真理を、筆者が説くというスタイルになっています。
教養を高めるという意味で、お得感のある本でした。
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大人向けのお伽噺
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オモシロソウデスネ
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抽象化されているのと、著者の解釈は一例であり、本書の目的は、読み手に「この寓話の解釈をしてみろ」と問いかけて、考えさせている点がとても良い。一話づつ、本を閉じて考える時間を求めてくる。現代の即効性を求める書籍と似ているようで、真逆の立ち位置にある。ラノベみたいな感覚の、ライトな哲学書。ライトだけど、考察まで読んで考えるとヘヴィー。良い本だと思いました。
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寓話をたくさん読めるのは面白いけど、著者の考察の部分でかなり科学アンチ感が強くてたまに嫌になる。。。
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知らない話も多く、教養の一つとして面白く読んだ。
『生クリームに落ちた三匹のカエル』の話が印象的。 -
言いたいことをチョコで包む人もいれば
わざわざ剥がして味気なくする人もいる
元気がないときは前者が好きだけど
疲れているときは後者の方が助かる -
古今東西、50を超える「寓話」を紹介し、そこから導かれる命題を解説する本。
寓話には非常に有名なものからマイナーなものまである。自分自身が知っていたのは10個ぐらいだった。
まさに「広く浅く」の本だと言える。
たしかにある教訓や命題が寓話(という名のよく練られた具体的エピソード)に紐付いているのでその納得感は一定あるが、そもそもの命題の内容が浅いので全体として軽薄なものになっている。
ただ、なるほどな。と感じたものも幾つかあった。著者の知識も広く、引用されている原書の知識もつくので、その点では有用な本だと思う。
「教訓は苦く、真理は激しいので、そのままでは食べられない。楽しい寓話で包み込むことで届けやすくなる。」本文引用
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寓話を通して、作者が伝えたいことがわかりやすく説明されていた。心に染み込んだ。
寓話が面白かったが、メッセージも込められていて、作った人はすごいなと思った。
寓話は、どの人物の視点で見るかで伝えたいことがガラリと変わるという発見があった。
例えば、アリとキリギリスでは、アリのように今後の万が一の為に今コツコツ努力するべきというメッセージと、キリギリスのように未来はどうなるかわからないから、今を楽しく生きて行こうというメッセージの2つが込められていた。 -
■大人のための77の寓話集。目次を見るとわかるが、15の切り口で分類されている。
■色々な読み方ができる。本の帯に記載があるが、家族に読み聞かせてもいいし、職場のスピーチの題材にしてもいいし、自分の処世術としてもいい。
■既に聞いたことがある寓話もいくつかあるが、そういう解釈の仕方もあるのかと知ったものもある。
■どこからもで読め始められる。一読の価値あり。 -
世界中の寓話が読めておもしろかった。ただ、解説や解釈に筆者の主観が含まれていて、好き嫌いがわかれるのかなとおもった。
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選んだ目的は自分の行動や在り方に悩んだ時に本当かどうかわからないけど、納得感のある寓話や昔話をもとに自分を振り返りたかった。あと個人的にこういう寓話がとても好き。
読んでみて、気づきをたくさん得た。衝撃もあった。
寓話と解説が絶妙の長さでとても私は好き。
理系だけのエビデンス重視の世界だけでなく、文系の逸話の世界からでも人は学べるし成長ができる。 -
・人間一人の力は決して無力ではない、微力なだけである。
・人は臆病であってもいけない。向こう見ずであってもいけない。その間の頂きにある勇気を持って進め。
・人生というのは固定的なものではなく流動的なものであるから、いつ幸福が不幸に、不幸が幸福に転じるか分からない。
・失ったものを数えるな。残っているものを数えよ。そして残ってるものに感謝し、それを最大限に活かそう。 -
いっぱい寓話が書いてます。
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どこかで読んだことある話、初耳だけどよく分かる寓話集。
寓話は1つ1つが短くされていて最低限の部分のみなので、さくさく読み進められる。
寓話の言わんとすることについての著者の解釈は特に目新しい驚くべきことなどはない。生きていく上で知っておいた方がいいことばかりだけど、だからと言って全部その通りに生きるのは難しい。
今の自分にとってピンポイントでここが必要だな〜なんて思いながら日々を少しでも良い方向に進めるための考え方のヒントにしようと思う。 -
心が豊かになる本!6人の盲人と象のお話では、".みんなが触ってるのは同じ象だけど真実を表現する方法が異なっている。ただ表現が異なっているだけで真実が異なっているわけではない。"ということが学べる!
昔話とかを子どものうちからたくさん触れさせるのってきっとそういう良いことが学べるからなんだろうなー -
聞いたことある話したいが多かったけど、解釈の仕方は人それぞれと読者にお任せしてくれる内容だったので読みやすかった!
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第1章 視点と視野と視座
第2章 幅広い認識としなやかな思考
第3章 思慮深さと正しい判断
第4章 聡明さと創造的な仕事
第5章 強い組織の精神
第6章 働く姿勢と働く意味
第7章 正義の心と共同体
第8章 科学技術と社会の関わり
第9章 人生の道理と「有り難う」
第10章 欲望との付き合い方
第11章 学びの心得と学ぶ理由
第12章 挑戦と持続可能性
第13章 自分の物語の描き方
第14章 生と死のつながり
第15章 どんなときでも「ものは考えよう」 -
自分の大切にしているもの、生き方、人生、全てにおいて気付かされる事が沢山ありました。今の自分がいかに幸せか感じられていない人にも、ぜひ読んで欲しい一冊です。寓話にして、今の生なる時間がいかに大切か考えさせられました。ありがとうございます。