猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800209696

感想・レビュー・書評

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  • 化学的な知識が盛りだくさん。しかし、それらは全て無駄だと思った。自己顕示欲の歪んだ表出だとまで思った。多分私が化学嫌いだからです、はい。このミスはちょいちょい選出ミスをやらかすと個人的には思ってます。これもその一つ。化学と、SFと、ミステリーとが超中途半端に混ざった(ような混ざってないような)作品です。

  • ラブ・ケミストリーに続いてちょっと現実離れしたところがある設定。聞いたことのない物質が出てきたり、実験も器具も想像するのが難しかったけど、化学系の研究室ってなんだか面白そう。作り方を知っていれば覚醒剤って簡単に作れちゃうんだな。

  • 西澤作品のようなありえない超常現象+ミステリという風合いではありますが、ミステリ色はほとんど無いので、ミステリという文字を忘れてラブコメとして楽しんだ方がいいです。
    可愛らしい漫画チックな内容で楽しめますが、ありがちな内容なので、ミステリ要素を強くしてくれた方が物語として楽しかっただろうなという感じ。

著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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