- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800295354
感想・レビュー・書評
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どの作品も甲乙つけがたい。
強いて言えば『家に帰ったら』が好みかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学教授の父が女子学生にセクハラをしたという疑惑を掛けられ…。小路幸也「美女とお父さんと私」をはじめ、岡崎琢磨、里見蘭ら、人気作家5人が、「父」にまつわるミステリーを綴ったアンソロジー。
面白いっていえば面白いんだけど,実に微妙。 -
どの作品も素敵だった。
親子って、いいなって。
特に、離婚を考える夫婦の話。
まさかの典型におーーーってなる。
あの子のことは、ちゃんと気がついたけど。
びっくりと言えば、バイシクルもそう。
子供と自転車のふふふな話にしては、なんだか違和感があって、ううむと思っていたら、そいうなっちゃうのか。
詐欺師の話は、続きが単行本であるみたいなので、読んでみたい。 -
「泣ける映画」とか「泣けるミステリー」というキャッチコピーは好きじゃない、いえ、嫌いです。10本映画を観たら6割方以上泣いている私ですが、それでもそんな煽り文句に乗せられたくない。観るかどうかのポイントは泣けるかどうかじゃないから。泣けるからっていい映画とは限らんし。本だってそう。てなわけで、「泣ける」に「!」まで付いたタイトルってどうよ。
「父にまつわる一編」という依頼で書かれた5本。一風変わった作品でミステリーなのかと訝りながら読んで驚かされたのは友清哲の『家に帰ったら』。小路幸也の『美女とお父さんと私』も好きでした。
こうなりゃ親子関係そのものがミステリー。泣かなかったけど、良い話5編です。 -
父と子をめぐる様々な葛藤と父の想いが子供に伝わるときの感動は泣けます!。5編からなる短編集だけど、それぞれに父の姿が子供にどう見えているのかが読みどころかな。
自分も先月、父を亡くし、この本を迷わず読んで、父の想いを回想してしまいました。拳ひとつ上げて怒鳴られたこともないし、仕事一筋に生きてきた父を思うと、何も言わないがゆえに、生きていくことの厳しさと、反面、離れて暮らす子供たちと会うときの楽しさがあったのだろうなぁ~と想いつつ、この本とオーバーラップしてしまいました。
自分に置き換えたときに、今の自分は子供たちに何を伝えていけるのか、子供たちは自分のことどう想ってくれるだろうか?!考えれば何もしてあげられていないよなぁ~(^^;