僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
3.43
  • (65)
  • (111)
  • (141)
  • (49)
  • (14)
本棚登録 : 2430
感想 : 120
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813700432

作品紹介・あらすじ

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る-。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1日で記憶がなくなってしまう『ハナ』と両親がケンカはかりしていて、自分をいらない子だと思っている『セイ』。二人が出会い想いを深めていくも残酷な現実が…。それでも二人は前をむいて歩いていく、これからも。切なくも暖かい物語だった。

  • 1日しか記憶が持たないとはどんな気持ちなんだろう、セイちゃんの心がどんどん変わっていき、最後はハナのことを諦めないという姿が良かった。

  • 記憶が1日しか持たないからこそ何に染まることも無く真っ直ぐな男の子に触れることで逆に積み重ねられたものが辛いと思う女の子の対比が良かった。また、記憶が持たない中でも、ノートと写真で残した情報から女の子のことを特別だと、好きな人だと変わらず言い続けてくれるのはどれだけ女の子にとって救いだっただろうと思った。最後はさらに持てる記憶が短くなっていくわけだけど、それでも変わらず女の子が会いに行くのは純愛だなぁと思いつつ、歳を取ってしまったせいか、学生の恋愛、しかもほぼ一方通行のこの2人の関係は結局長くは続かないんだろうなあと思ってしまった。

  • セイ
    倉沢星。市立南高校一年。

    ハナ
    芳野葩。記憶が一日しかもたない。セイの一学年上。

    三浦
    セイのクラスメイト。

    芳野葉
    ハナの兄。

  • 答えられないことが答えだよってのが残った

  • 文体が好みだし、話がすっと入ってきやすくてよかった。
    ただ、これからの2人が不安になってしまうのは老婆心かな…

  • うーん思ったよりもイマイチだったかなあ、もう少しその後を見たかった、、、。

  • 世代的にかな?
    なんで惹かれあったのかが謎すぎて話が入ってこなかった

  • 一日しか記憶がもたないハナと家族の不仲に悩むセイ。記憶障害はかなり重症なのに全体的に爽やか。悲しい描写はあえて外したか。違和感はあるが2人の関係性を思えば爽やかでもいいのかも。

  • 私はキミが撮る景色が好き。だからキミのいる景色を私が撮りたい。

  • 僕きみ という略称のこちら。
    思ったよりヘビーでした( ω-、)
    1日で記憶を失くす少年 ハナと両親の耐えない喧嘩に心が荒むセイ。
    セイの目線で物語は進みます。
    家族の件で色々思うことのある私なので、セイの気持ちがとっても共感(だからヘビーに感じたのかも……と思います)
    セイと毎日「初めまして」を繰り返すハナの存在はページを進める毎に大きくなるのが、読み手にも伝わってきます。
    優しく2人を包み込みたくなるような読後感。
    この作家さんの違う作品も気になるので、読んでみようと思いました。

  • 高校時代くらいの恋愛を思い出すような作品だった。
    シンプルで読みやすいが、人生において大事なことも書かれているように個人的には感じた。

    主人公のセイが、ハナと出会ったことでどんどん成長していく過程に感動した。ハナのような前向きで楽しい人になりたいと思った。

  • うーん。
    微妙かな。
    展開が。。。ね。
    期待しすぎたのかな?
    このサイトのオススメに出てきた作品だったんだけどね。

  • クライマックスが近づくにつれて、展開は想像できるのに泣きそうになりました。
    セイはハナと出会えて強くなったな~私もハナのようにこんな影響力を与えられるような芯のある人になりたいです

  • だいぶ前から積読していた本を読みました。
    この本を読みたいと思って買ったかつてのような純粋な気持ちで物語を楽しみました。
    思いもよらないどんでん返しやいつまでも残る名言を残してくれるわけではないけれど、少年期ならではの悩みやそれに対する向き合い方、一途な愛情を思い出させてくれる作品です。

  • セイって名前が素敵。響きも好き。
    同級生の同じ名前の男の子に惹かれたのはこの本の影響かも(笑)
    現実味はあまりないストーリーだけどどこかロマンティックで優しい男の子に思わず恋してしまうようなお話。会話文が多く読みやすいので、簡単に優しい気持ちになりたい方におすすめです。

  • 途中までは面白いかも??って思ってたけれどなんの盛り上がりもなく気づいたら最後のページだった。内容が薄っぺらい、現実味がない、何を言いたいのかよく分からなかった。

  • 小説がすぐ飽きてしまう私でも最後まで読み切ってとてもお気に入りな本になりました。

  • この小説に出てくる男の子を普通に好きになるくらい優しくて丁寧な男の子で。。昨日のお昼に読んだけど昨日寝る前に思い出して、本読んで初めて思い出し泣きした(笑)書きながらまた泣きそうになるくらいこれやばかった〜〜こんな優しくてあったかくて切ない話ある??ってくらい。

  • 物陰から出てきたので読んでみたら、楽しくてすぐに読了です。とてもとても読みやすい!スラスラサラッと読めました。
    表紙から女の子に何かがあって、男の子が必死になるお話かなと想像していたのですが、逆でしたね。

    設定は好きだけど、泣けなかったなぁ。泣くにはもう歳をとりすぎたかも?それでもラストの2人の答えが切なかったです。切ないけれど、心がホカホカ温かくなります。

    物語が進むにつれて、セイちゃんがどんどん強くなってて「凄いな」とは思いました。

    個人的には三浦さんともっと仲良くなって、下の名前で呼び合うとかあったら嬉しかったかも。

    楽しかったです。

全120件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沖田円の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×