- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813704324
感想・レビュー・書評
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若い人には良いのかもしれないが、ちょっとおじさんには合わなかった。読み易かったが、ダラダラ感も合って、あまり起伏のない内容だった。
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主人公の美輝は、幼なじみの雅人に特別な感情を抱いています。雅人は幼馴染みというだけでなく、美輝の父親が交通事故で亡くなった時に、美輝に寄り添い、ずっとそばにいるよと約束したからです。しかし、高校1年になると雅人には町田さんというかわいい彼女ができます。美輝は悪い噂もある町田さんに嫉妬し、いなくなればいいのにと思います。そんなある日、町田さんは交通事故にあい、昏睡状態になります。病院に駆けつけた美輝の目の前に、なぜか昏睡状態のはずの町田さんが現れます。そして大切な人の笑顔のためにも町田さんの回復を願います。
見えないはずの嫌いな人と向き合い、大切な人の笑顔を願い、成長する物語です。 -
2.7
後半は良かったですが、途中は読んでて少しイライラしました。主人公の嫉妬の話が多すぎて、、
でもかなり嫉妬してるわりには恋愛感情ではないって、なかなかに自己中心的でがっかりしました。
最終的には前向きになりましたけど、あまり応援するような気持ちでは読めませんでした。
若い時は色々な葛藤があって、文章にすればこういう感情になるのかもしれません。
でも、ちょっとクドイ感じでした。 -
切なくなった
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美輝の子供っぽい依存と執着心は、年齢を考えるとそんなものなのかなと思います。むしろ賢が大人っぽくしっかりしてるなという感じ。
色々葛藤があった中でもちゃんと成長して、これから自分の恋を育んで行くんだなと思うと、描かれてないその先が楽しみです。 -
「星空の記憶」
裏切りは突然に訪れる。
余命宣告や何かしら現実を受け入れる気持ちが整う時間があれば兎も角、あまりに突然の出来事だと非現実的にしか感じないかもな。
呆然としている間は感情が追いつかない事も多々あるだろうが、現実に引き戻された瞬間どうにもできない勢いで溢れ出すんだろうな。
「星空の気配」
幸せな時間を切り裂く。
幼なじみと恋人は違うと言うなら、彼も中途半端な事をせず付き合い始めたと同時に今までとは違うと区別していれば良かったのでは。
誰しも大切な人が危険な状況にあると聞いたら、頭が真っ白になり思考が停止してしまい動けなくなるのも無理はないだろうな。
「星空は窓の外」
壁際に座っていた彼は。
嫌いと言い放ちながらも彼女の家に居座るのは何故なのか疑問だが、自分を見てくれる存在がいると思うと誰でもいいのかもな。
あの場に居た時点でなんとなく予想は付いていたが、誰も彼女との関係について触れようとしなかったのは皆察していたからなのだろうか。
「星空より青空」
爆発した感情に込めた。
彼女の言い分も分からなくは無いが、噂として広まるのは時間の問題だったろうし元が付けど全てが嘘とも言い切れないからな。
自分の言葉が聞こえるのが一人だったからこそ全てを打ち明けたのだろうが、どんな状況であれ言って良いこと悪いことはあるのでは。
「星空は頭上に」
変わっていく時と共に。
彼女は彼の事をしっかりと見ていたが、彼は彼女の面影をした虚偽の姿を凄いと褒め称え話す姿は滑稽というか見ていて辛いな。
どんな人であれ一生同じ事を思い続ける事は不可能に近いとは思うが、変化があれど欠片でも変わらない感情はあるのかもしれないな。
「星空はいらない」
消え逝く命を繋ぐのは。
どんな事であろうと怖いからと逃げるのは簡単かもしれないが、勇気を出して現実と立ち向かう姿はかっこいいだろうな。
彼女の言葉は綺麗事ばかりかもしれないが、大切な人の悲痛な叫びを聞いたからこそ決心が付き自分の想いと向き合えたのだろうな。
「星空は100年後」
全て忘れた彼女と友に。
霊体で居た頃の記憶が残っていたら都合が悪いのか少し引っかかるが、こうして普通に笑い会える中になれたのは良かったな。
彼との関係に気付いていて変化を怖がるのは彼女らしいが、どちらかが現在の均衡を崩すのも時間の問題であるように見えたな。 -
さくさく読める青春系小説。高校生疑似体験したい方におすすめ。町田さんのキャラをもう少し掘り下げて欲しかったかな~と思いました。あと、雅人もそこまでいい男に思えない!