満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
3.79
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本棚登録 : 878
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813707424

作品紹介・あらすじ

家族を失い、人と関わらず生きる高1の僕は、モノクロの絵ばかりを描く日々。そこへ不思議な雰囲気を纏った美少女・水無瀬月(ゆえ)が現れる。絵を前に静かに微笑む姿に、僕は次第に惹かれていく。しかし彼女の視界からはすべての色が失われ、さらに “ 幸せになればなるほど死に近づく”という運命を背負っていた。「君を失いたくない―」彼女の世界を再び輝かせるため、僕はある行動に出ることに…。満月の夜の切なすぎるラストに、心打たれる感動作!

感想・レビュー・書評

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  • 月の言葉が、国語の教科書的に固くて引っかかるたけど、最後のファンタジー要素はお見事でした!
    でも幸せって、「なる」「させる」とかではなく、「己が気付く」ものではないかな(感動作品に水差してすいません!

  • ”幸せになるほど死に近づく”という運命を背負った少女と、彼女を救いたいと藻掻く少年のお話。
    『長命で平凡な人生』と『短命で幸福な人生』だったら、どちらを選ぶか。
    欲張りだと言われても、「両方!」と言いたいですね。
    思わず涙してしまう作品でした。

  • 良かった…最後。
    幸せになってネ
    名前が出た時はマジかーーって思ったけど、それがラストでいいカタチになってたね。
    ホッコリできて、フワフワしていい感じになりました

  • 私はこの本を一瞬を生きる君を僕は永遠に忘れないを先に読んでから面白そう、と思い読んで見たらこれまた最高でした。読んでる途中でも涙が止まりませんでした。

  • 綺麗なお話だった。
    すごく揺さぶられることはなく、淡々と、綺麗なお話。

  • 孤独な少年と色を失いモノクロの世界しか見えない少女。
    絵を通じて、二人が心を通わていく描写がとても素敵。
    普通の幸せを求める二人が挑む幸福の形。
    側にいること、生きること、失うこと。
    ただの恋愛小説と思ったら、ファンタジー要素も。
    結末が良きでした。

  • 星1つもつけたくない作品。スターツ出版さんは何故こうも誤字脱字が多いのか…。百歩譲って良いとして、名前のミスもありました。そのせいか作品の世界観に入り込めなかった。表現技法が拙い感じもする。自分からすれば推敲したい箇所だらけだった。度々出てくる難解な二字熟語を使用する前に、見直して頂きたい箇所が多くある。

    P179 ×水無瀬さん ○みずきさん

    • ゆうきさん
      p179は水無瀬さんで合ってるのでは...?
      p179は水無瀬さんで合ってるのでは...?
      2021/06/16
  • 長命で平凡な人生と、短命で幸福な人生。貴方ならどちらを選びますか?と問われ、思わず手を止めて考えてしまいました笑
    とっても綺麗な文章であっという間に読了。
    前々から気になっていた作家さんの第1作目、読んでよかった!

  • とても読みやすい本
    ヒロインの名前が単純に可愛くて「月」と書いて「ゆえ」。冬野先生の特徴でもある、いい意味で、女の子全員が前向きで元気な女の子しか出てこない。とっても読んでいて元気をもらえる。

    読んでいて、急に願いを聞いてくれるカフェが出てきたり、仲良くしてくれるクラスメイトが実はいとこで主人公の本宮は気付かない、など急展開が気になったが、冬野先生曰く「それぞれの幸せを見つけてほしくて幸せを誇張してる」そうだ。
    確かに些細なことでも幸せと月は言う。

    本宮の描く白黒の絵を通して色を見れる月。願いを叶えてくれるカフェで「幸せになって消えたい」と願った月は本宮太陽と出会って幸せを見つける。最後消えるけど戻ってくる。

  • ビブリオバトルチャンプ本('24.1 校内読書週間)

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