新聞という病 (産経セレクト)

著者 :
  • 産経新聞出版
3.66
  • (19)
  • (57)
  • (32)
  • (6)
  • (5)
本棚登録 : 498
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819113670

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 産経新聞掲載コラムと月刊「正論」寄稿集。難しい所もあるが非常に為になります。★5
    昔の新聞記者は夜掛け朝駆けでネタを取りによって良い記事を書くという執念がありましたが、今は深堀という意味では週刊誌の記事にも負けています。ネットで誰もが情報を得られる時代になって、日本を貶めるような記事を書いていては読者も離れますね(反日姿勢の朝日、毎日の批判が随所に出てきて共感)。

  • 「百人いれば、百人の読み方がある」、一方通行の情報は、見極める力が読み手にも必要だ!

  • 「観念論と現実論」との闘いの時代。

    筆者は現代のジャーナリズム(だけでなく日本社会も)をそう位置づけ、「国内外のさまざまな現実に対応していこうという人々と、イデオロギーに固執して現実を見ようとしない理想論、すなわち観念に縛られた人々」の具体事象を、筆者の見解を含めて本書に綴っています。

    個人的には、新しい時代のメディア、従来のマスコミュニケーションに変革を持たらす、などど言われるSNSの世界でも、全く同じことが起きていると思います。

    さらに言えば、新しい時代のメディアにおいてこそ、観念論が横行しているように思えてなりません。

    情報の受発信がより個人に近づいている今こそ、手に取る価値があると感じた一冊です。

  • 門田隆将氏の著書は初めて読む。私の認識では氏は新潮の人で軸足は右側ではあるが翼賛ではない。といったところである。大体本書の内容もそういう感じなのであるが、何しろ2~3ページ程度の7年も前のコラムが細切れで、テーマ毎に時代が行ったり来たりするため読みにくいことこの上無い。逆に「正論」に寄稿しているものは多少古いものであっても舌鋒鋭くその時時の世論操作に切り込んでいるため、非常に読み応えがある。少々編集が拙いのではないかという気にさせられる。兎も角現状まともな記事を書く記者が少なすぎるという嘆き。

  • 今更ながらにこういう本を読むと朝日と毎日を筆頭に日本中のたくさんのマスメディア/新聞/放送局/は反日なんだって気づかされますよね。
    大体、中国や韓国やの味方ばっかりしているのも意味不明だし、どうしてそんなに日本や日本人を悪者にしたい、しておきたいのかな…
    そこが全然意味不明ですよね。
    結局、一般人には分からない所で中国とか韓国の反日工作活動に浸食されて、お金掴まされたりとかハニトラに引っ掛かったりとかして弱み握られてるんですかね。
    反日コメンテーターや新聞やメディアを見ていると、やっぱり仕事としてやっていそうで、お金稼ぐ手段としてやってそうな人たくさんいそうですもん。反基地活動家なんてお金のためにやってるとしか思えません…それってとても悲しいですね。だって自分も友達も親兄弟もそこで生まれて死んでいった家だったり街だったり場所だったりを否定しまくるんですもん。哀しい…何とか改善する方法を考えなきゃですね。

  • 本当の日本の害悪は、その底にあるものはともかく、やっぱりマスコミ、新聞とテレビだろう。

    世論を、大衆を動かすのは俺たちだと言う傲慢と陶酔。
    主義主張を煽る、デマチラシに堕ちた言論の府。

    そんなところだろうな。
    内容としてはコラムのまとめというのもあって、そこそこ。
    いつもの体当たり感は、もちろんない。

  • 新聞記者がブンヤでなくなり、社会規範を示す存在と(仲間内の認識において)なったことで、いかに変質してしまったかを一片の斟酌もなく記している。

    似たような事例が次から次へと出てきて、うんざりする。

  • 感心して、作者のTwitterもフォローして毎日読んでる。

  • 日頃から感じていたマスコミの偏向報道に対する違和感を、言葉にしてくれた本。
    「事実より観念論」そうそう、最近それがごまかしのきかないほどひどくなってるよね、一個人の意見じゃなくてマスコミはこぞって偏ったイデオロギーを掲げてるよね、、、と感じていた部分をしっかり指摘してくれた本。読みやすかった。
    ただ門田氏と異なり、自分は新聞にもテレビにもかつての「闘いのメディア」にもう一度戻ってほしいとは思わず、見限ってます。

  • 筆者の素晴らしさである取材に基づくものと言うよりは主義主張の部分が強く出ている。

全49件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

作家、ジャーナリスト。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社入社。『週刊新潮』編集部記者、デスク、次長、副部長を経て2008年独立。『この命、義に捧ぐ─台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。主な著書に『死の淵を見た男─吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)、『日本、遥かなり─エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)、『なぜ君は絶望と闘えたのか─本村洋の3300日』(新潮文庫)、『甲子園への遺言』(講談社文庫)、『汝、ふたつの故国に殉ず』(KADOKAWA)、『疫病2020』『新聞という病』(ともに産経新聞出版)、『新・階級闘争論』(ワック)など。

「2022年 『“安倍後”を襲う日本という病 マスコミと警察の劣化、極まれり!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

門田隆将の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×