- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822244996
感想・レビュー・書評
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▼ 100文字感想 ▼
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企業のトップやリーダーにこそ読んでもらいたい。西郷
隆盛の「南洲翁遺訓」を稲盛さんが自らの経験と独自の
視点でわかりやすく解説してくれます。二回、三回と読む
ことで味わいが深くなると思う。人生の指針となる一冊。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■「正道」とは人として当たり前のこと。うそをつくな、
正直であれ、人を騙すな、自分がされて嫌なことは
人にするな、小学生でも理解できること
■六つの精進
1.誰にも負けない努力を日々続ける
2.謙虚にしておごらず
3.反省のある毎日を送る
4.生きていることに感謝する
5.善行、利他行を積む
6.感覚、感性を伴うくよくよした心配をしない
■自分が儲けたいと思うなら、相手、お客様が儲かり
喜んでもらうようにしてあげる
■安岡正篤さんの教え
「知識」生きていくために必要なこと
「見識」こうしなければいけないという信念
「胆識」絶対に実行するという強い決意
■リーダーは哲学を繰り返し学び、常にその実践を
はかるようにつとめなければならない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京セラ、KDDIを創った稲盛和夫が西郷南洲の考え方を参考に「人として」、そして「リーダーとして」必要な事を説いた本。
「武士道」とか「日本人として・・・」「男として・・・」みたいなのが好きな人にはお勧め。
(小谷) -
京セラ会長稲盛氏が同郷の偉人西郷隆盛の「南洲翁遺訓」を解説。
大変身が引き締まり、何回も読み返したい本。
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?「命もいらず、名もいらず、官位も金も要らぬ人は、始末に困るもの也」
損得・欲で動くのではなく、誠・仁・義で動く。
?アメリカ型の大量生産、大量消費が経済成長の前提となっているが、日本にある華美を慎み、ものを大切にするもったいないの美徳の心を忘れないこと。
地球環境を考えるときに、際限の無い経済成長はもはやありえない。
?才識だけを振りかざしても、誠の心が無ければうまくいかない。
?「人格」とはなんでしょう。人格とは、人間が生まれながらに持っている性格と、その後の人生を歩む変えて井出、その人が学び身につけていった哲学から成り立っている。先天的な性格+後天的に学び加えられた哲学によって人格というものは形成されている。
身につけるべきすばらしい哲学とは、歴史という風雪に耐え、人類が長く継承してきたもので、人間のあるべき姿、持つべき考え方を明らかにし、われわれによき感化を与えてくれる聖賢の教えのことです。留意すべきことは知っていることと実践できることは違うということ。
理性で理解するだけでなく、つねに実践をはかるよう勤めることです。
スポーツマンが毎日肉体を鍛錬するように、心も手入れをすることで、あるべき人間の姿を示し、人格のレベルを高く維持できるようになる。
また、日々を振り返り、反省することも大切である。学んできた、人間のあるべき姿に反したことを行っていないかどうかを厳しく自分に問い、日々反省をしていく。そうすることによって人格を維持することが出来る。
?知識を身につける必要がある。それだけでは不十分。知識を「こうしなければならない」という信念にまで高めることで「見識」にしなければならない。
その見識を何が何でも絶対に実行するという強い決意に裏打ちされた、何事にも動じない「胆識」にまで高める必要がある。その胆識をもたらすものは勇気。
万難を排し、なんとしてもやりぬくという勇気がなければ、どんな知識も役に立たない。「馬鹿にされようが、軽蔑されようがなんとも構わない」とすれば困難なことでも必ず実行できる。
?志を立てて、道を踏む。誠の道を踏み行えば角が立つ。
正道、つまり正しいことを行うものはどうしても困難で苦しいことに遭う。
それだけに、どんな難しい局面に立っても、そのことが成功するか失敗するかということや、自分が生きるか死ぬかということにも少しもこだわってはならないと西郷は言います。
子供の頃に教わったプリミティブな教えこそが正道である。
私たち一人ひとりが正道を踏むということの大切さを改めて理解し、その実践を心に刻むこと。
?人生よりよく生きるために、「6つの精進」 by稲盛和夫
1.誰にも負けない努力を日々続ける
2.謙虚にして奢らず
3.反省のある毎日を送る
4.生きていることに感謝する
5.全行、利他行を積む
6.感性・感覚を伴うような悩み・心配事はしない
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西郷隆盛も稲盛和夫もやはり偉大だ。
正道そして人生の王道を歩むべし!!!
また読もうかな。
2008 3/15 -
稲盛さんが気になって読んでみた。
思いがけずすごくいいタイミングで読めて、かなりすっと入ってきた。
無私。この言葉を忘れないようにしたい。 -
未読。
絶対買う本。
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かつて日本には、西郷隆盛という「美しさ」「上質さ」を備えた方がいました。
そして現代、西郷の思想を学んだ、稲盛和夫という素晴らしい志をもった経営者がいます。
日本人の質が劣化してきたと言われていますが、過去にも、現在にも学ぶべき上質な日本人がいます。
私たちは、こういった方から学んでいかなければならないと思います。
混迷の現在ですが、指針となる考えは昔から変わっていません。
その思想を忘れかけている、今だからこそ改めて学ぶべきだと思います。
人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ は、西郷隆盛の教えを庄内の弟子たちがまとめた、『南洲翁遺訓』を京セラ最高顧問の稲盛和夫が西郷の思想をひもときながら、現代にあてはめて解説しています。
日経ビジネスに連載していた「敬天愛人 西郷南洲遺訓と我が経営」を大幅に加筆修正したものです。
日本人が精神的豊かさを取り戻すために、多くの方に読んで頂きたい本です。