人生の王道

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  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822244996

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  • 人生の結果=考え方x熱意x能力
    考え方: 前向き、建設的、協調性がある、明るい、肯定的、善意、思いやり、優しい、真面目、正直、努力家、利己的でない、強欲ではない、足ることを知る、感謝
    能力と熱意:0-100
    考え方:-100_+100

    知識⇨見識⇨胆識

    貪欲 怒り 愚痴 三毒

    地獄と極楽は同じ場所 住む人の心が違う

    精進
    1努力
    2謙虚
    3反省
    4感謝
    5善行
    6感性感覚を伴う様な悩み心配事はしない

  • うそをつかず、正直で、人を騙さないのが「正道」
    こんな簡単なことが、なぜ出来ないのでしょうか・・・

  • かつて、とびきり美しく温かい心をもった、ひとりの上質な日本人がいたことを思い起こすのです。それは西郷隆盛です。西郷の生き方、考え方こそが、日本人の持っていた「美しさ」「上質さ」を想起させるのです 成功も又試練。一時の成功は成功の持続を約束しない 利他は現代の処方箋 欲望、怒り、愚痴の三毒を意思の力で抑える 人を相手にせず、天を相手にせよ 策略でもなく、機略でもなく、そのあまりに純粋な真心が多くの人々を動かしたのです 

  • 幕末の偉人、西郷隆盛。西郷の思想と行動を綴った「南州翁遺訓」を基に、稲盛和夫氏が経営者として、また1人の人間として学んだことを本書で伝える。

    プロローグ
    第一章 無私
    第二章 試練
    第三章 利他
    第四章 大義
    第五章 大計
    第六章 覚悟
    第七章 王道
    第八章 真心
    第九章 信念
    第十章 立志
    第十一章 精進
    第十二章 希望

  • 本書で一番印象に残ったのは次のフレ-ズです

    「相矛盾する両極端な性格を併せ持ち、それを矛盾なく機能させられる能力の持つ人のことを最高の知性の持ち主という」

    経営には利他の心が必要とのことは本書意外にも書かれている内容ですが、とはいえ本業の事業が利益を上げられない状態で利他の心といってもそれではただのボランティアになってしまいます。

    ビジネスで収益を上げるという一見自己中心的な考えも持つ一面もありつつ、他人の役に立つということも忘れない。そうした絶妙の感覚を持つことが必要な点を痛感しました。

    後もうひとつ印象に残ったのは

    「総じて人は己に克つを持ってなり、自ら愛するをもって敗るるぞ」

    この言葉も戒めにし、まずは自分の行動できることを行動したいと思いました。

  • 稲盛さんと西郷隆盛の生き方を説いた本。身につまされる。

  • 稲盛さんの人間哲学を位置付ける、南洲翁遺訓のお話。人として、リーダーとして、日本人としての行動規範を謳う。時代は変わるとも今だしっかりと通ずるものあり。

  • 「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は仕末に困るものなり。この仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大義成し得られぬものなり」とか「人を相手にせず天を相手にせよ」とかは有名な言葉だ。
    ただ今の自分には、僧 月照が死に、西郷が生き残った後に生き残ってしまった恥辱を受けて耐えて生きたこと。仏教の「六波羅蜜」にいう「忍辱」が心に染みた。

  • 西郷さんが入水自殺をしようとしていたとは知らなんだ。
    挫折の先にあった人生は凄みを感じる。
    一度死を覚悟した人間は死を恐れず、また生きていることに
    感謝して日々、一時一刻の大切さをわかっている。
    これは大病をわずらった人も同じ。

    薩長同盟もまさにそのあらわれ。
    やることは決まっている、それをどう実現するか。
    西郷さんがいまでも日本人に好かれるのは人間臭いから。
    えらくなってもスパッとやめてしまうし、いく必要ないのに
    西南戦争に参戦。

    自分の愛する鹿児島の武士のために死ぬ。
    これ普通できねーぜ。
    ひとのためにつくせるひとはそう多くない。
    だから西郷さんは日本の誉れ。

    西郷さんの生きた道。興味ありませんか?
    人生の王道。
    道はたくさんありますが正しい道、
    人の道を歩みたいものです。

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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