- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822274382
感想・レビュー・書評
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ライターが精神生理の研究者に聞き書き。新常識は、日本人は世界屈指の睡眠不足、深い睡眠が良い睡眠とは限らない、シフトワークは健康リスクになる、不眠=不眠症ではないなど。
著者の立ち位置が微妙。専門家の言葉をカッコで引用しつつ、普通人としての日常経験や感覚や意見を語る。読みやすくはあるのだけれど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
睡眠は不明な点が多いことは知っていたが、本書で新しい知識を得て理解を深めることができた.体内時計の話はとても面白かった.8時間睡眠の嘘も詳しく説明があり納得できる論説だった.
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体内時計は実は25時間ではない、適切な睡眠時間は8時間とは限らない、などこれまで信じてきた「常識」が過ちだったことが分かった。睡眠に関する研究はここ数十年で格段に進歩しているとのこと。夜間照明で遅れがちな体内時計は午前中に光を浴びると早まるそうなので、さっそく実践してみよう。
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三島和夫/著
川端裕人/著
睡眠の悩みを抱える作家が最前線で活躍中の第一人者に直撃。睡眠に関わる多くの疑問に焦点を当て、睡眠科学の確かなエビデンスに基づく「正解」を詳しく紹介する。理想の睡眠への理解が深まる1冊。 -
「布団に入っていれば、そのうち眠くなるから」なんてことは子供のころに言われた気もする。しかし、それは間違いで眠くなるまで布団に入ってはいけない。
燃費が悪い動物ほど長く眠らなければならない。子供は新陳代謝がいいのでエネルギー消費が激しい。だから子供はよく眠る。逆に高齢になると新陳代謝が低下し、運動しないため、エネルギー消費も低く睡眠の必要があまりなくなる。よくわかる話だと思う。
断眠(徹夜)が気分を上げるというのは実体験もありわかる気がする。長寝が抑うつになるというのは驚きだったな。 -
世間で睡眠にまつわる間違った常識を解説した本。前半で健康リスクや経済女性の仕事や子育てに関する話題を出して、後半に睡眠治療などの話を紹介しているが、話のまとまりが少なくてわかりにくい。
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その人に最適な睡眠時間はそれぞれ違うという話で、その時間はちゃんとした機関で測定してもらわないとわからんという話。
なんとなく感覚的にそうかなと思っていたことが、やっぱりそうだったのか!と思えました。 -
知っているようで知らないことが多い。しかし日本人は睡眠を軽視しすぎだと思う。
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20140330読了
睡眠に関する知識を、文筆家が研究者にインタビューしてまとめた本。
基本的に類書と書いてあることに相違ない。
1つ違っていたのは眠れない場合に
ベッドで横になっていたほうがよいか否かの話。
本書ではベッドから出ていたほうがいいとのこと。
ベッドは寝る場所、と割りきって眠くなるまで普通の活動をしていたほうがいいそう。
類書では、眠らなくとも横になっておくだけでも
疲労回復には効果があるので横になっておくべき、、と書いていた気がする。 -
最新の睡眠に関する情報がまとまった分かりやすい形で入手できるとても良い本だった。残念ながら、睡眠の質を図ることができる術は今の所ないのが実情。ただ、長く寝るのが全て言い訳ではないことや、若年、老年の眠りの深さの平均的な違いがわかっただけでも今後の睡眠に役に立ちそうなきがした。本当は朝の起床時間を固定することが一番良さそうなのだが、こればっかりはなかなか難しい。早く眠りの質を図り、ガイドしてくれるような技術が開発されるといいな。てか、やっぱりまだまだ睡眠ビジネスって未開なんだな!と。今後の仕事にも行かせそうだ。