- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828307787
作品紹介・あらすじ
日本は借金し放題?!驚愕の新理論の正体を知ろう!
賛成派・反対派 どちらにも肩入れしない、新理論の教科書
感想・レビュー・書評
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これは読むに値しない。ただMMT反対派で緊縮派が書いた本だからではない。MMTに反対するにしてもまともにランダル・レイなどの著作すら引用せずに,「教科書」と銘打つ傲慢さ。MMTはスペンディングファーストと言っているのに,プライマリーバランス黒字化が大事だと述べる。まるでダメ。
反対なら教科書ではなく反論書として出版すべきだ。とはいえ,反論書としても,引用の問題からして不勉強で学者としての態度としてあるまじき。こういう経済学者が日本をダメにしていくのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
MMTの説明はなく、新古典派経済学の説明だけ。
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世間もすなるMMTといふもの、われもしてみんとて読了。金融・財政の基礎知識、MMTの歴史、主張、解釈、ネガティブ面の考察と、幅広く硬質な議論を展開する良書。
各章にまったく意味不明な見開きマンガが付いているのだが、本文を理解する役にも立たなければ、本文に対する興味を喚起するわけでもない。良質な解説に対して明らかに不釣り合いで、このページだけ破って捨てたい。 -
最近流行りのMMTについて賛否を示せるような知識を持っていなかったため、MMTとは何かを理解しようと幾つか賛成派反対派の本を読み始めた。
この本の立場はMMT反対派にあたるものである。
低評価の理由は、そもそもMMTについてせいぜい週刊ダイヤモンド程度のレベルの話しか書かれておらず、内容の大半がいわゆる普通の財政問題論に終始している点である。
財政問題論ならそれに特化した素晴らしい書籍がたくさんあるので、この本に頼る必要はない。MMTについては恐らくこの本でニュースのレベルを超えて学ぶ事はできない。
同時にMMT推進派にあたるランダル・レイの「現代貨幣理論入門」を読み始めたが、こちらはMMTについて自身の意見を醸成する糧になりそうな手応えのある内容である。 -
筆者はとても経歴のある方ですがそんな筆者でもお金の本質を解ってないと解ったことが大きな収穫。