GOSICK (富士見ミステリー文庫 38-3)
- KADOKAWA(富士見書房) (2003年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829162293
作品紹介・あらすじ
聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女-ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を-。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、してしまうのだ…という。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。
感想・レビュー・書評
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ヴィクトリカと久城一弥の掛け合いが微笑ましい。誰が犯人で、過去の事件とどういう関係があるのか、難しい推理ではなく、スイスイ読めた。
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中1のころのジャケ買いで桜庭さんの本に出会いました。
本当に好きで毎回発売が待ち遠しかった記憶があります。
表紙イラストなどが載っている栞を集めたりドラマCDも買いました^^ -
留学生の九條一弥と図書館の屋上で謎の少女・ヴィクトリカのやりとりが何とも小気味よい。面白くないわけじゃないのに、ものすごく読むのに時間がかかった。2巻以降結構出版されているようだけれど、どうしようかなぁ。
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留学生で十五歳の久条一弥と、学園の迷路のような図書館塔の上の上に軟禁された、退屈の中で混沌を望み、欠片を再構築して言語化してみせる人形のような外見のヴィクトリカのコンビがとても可愛くて和む。閉じ込められた船上で再現される、酷似した船上で十年前に殺し合いをさせられた十一の国籍を持つ孤児たちの謎。再読。
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これをすすめてくれた友人に感謝します。
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初の"桜庭一樹"作品を読み。
怪しげな豪華客船の中で一人また一人と殺されていくよくあるお話。
1巻なので船に乗ってた人がもう少し物語に関わるのかと思ったのだけど、結局残ったのは主人公二人だけでしたか。
まだまだ可もなく不可もなくと言った感じだけど、最後まで読んでみよう -
【455】
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ドラゴンマガジンに掲載された時から追っかけてるシリーズ。ビーンズ文庫と両方持ってるので両方登録。ミステリー文庫のほうは作者の出身校が伏字なしで乗っちゃってるんだよね・・・