GOSICK 3 (富士見ミステリー文庫 38-5)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.52
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本棚登録 : 941
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162736

作品紹介・あらすじ

険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。その広大な敷地の奥の奥に、迷路庭園をくぐりぬけた者だけがたどりつく小さな家がある。その童話の世界のような場所で囚われの妖精-少女・ヴィクトリカは寂しく、想いをめぐらしていた。まだ見ぬ書物について。世界の混沌について。そして、とある少年のことについて。日本からの留学生・久城一弥は、風邪をひいたヴィクトリカをおいて、ソヴュール王国の首都ソヴレムを訪れる。姉、アヴリル、セシルのお使い-「青い薔薇」という宝石を手に入れるために。巨大な高級デパート「ジャンタン」で買い物をする彼は、闇の奥に光る人形の瞳を目撃する。動き出すマネキン。消える人々。そして、闇の中に蠢く謎。ヴィクトリカの知恵の泉の手助けなしに独り一弥は謎に挑むが…。絶好調ゴシック・ミステリー第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • ■ 1784.
    <読破期間>
    2017/11/23~2017/11/29

  • 手軽に読めるライトミステリ。謎解きもそこそこ面白いが、ヴィクトリカと一弥のやり取りや、ヴィクトリカに怯えるブロワ警部、ほえほえセシル先生など、いつもの面々のお約束な展開を楽しめる安心感がこのシリーズの魅力だと思う。

  • 3冊目。
    今回ヴィクトリカはお留守番(元々外出できない設定ではあるけど)。

    毎度のことながら今回は風邪引いて気弱になったヴィクトリカが可愛かったです。
    グレヴィールの意中の人物(人妻)も出てきたし、
    無駄に頭のいい子も出てきて、
    この後どう絡んでいくのか楽しみです。

    にしても、あの店長は捕まる時もやけに自信満々だったから何かあるのかと期待したけど、ただおとなしく捕まっただけなのね。つまらん

  •  買ったのはビーンズ文庫版なのですが、登録時にビーンズ版が出てこなかったので(何故だ?)こちらを登録。
     アニメ版を既に見ているので驚きはありませんが、ヴィクトリカを始めとするキャラクターの可愛らしさや、舞台となる場所の描写の細やかさなど楽しめます。

  • ブルーダイヤモンドの話。
    アニメでもあったエピソードだけど、なんだか印象が違う感じでした。アニメでは、動きの多い久城サイドに目がいっていたけど、文字でじっくり読んだからか、風邪引きのヴィクトリカの弱々しく寂しげで、くすんくすんしてる様がけっこう印象的。
    久城については、まめまめしさに改めて感心したり、鈍感さにあきれたり。
    離れて深まる二人の絆は、でも本人達にはまだぼんやり見えたり見えなかったりなようです。

    他の登場人物では、セシルがすこし立ち位置主張してきた感じ。グレヴィールの過去話は、なかなかグサッとくる言葉もありました…アブリルは、あいかわらずかなりおてんばさんでかわいらしい~彼女のぷっくりほっぺもよいものです

  • ゴシックシリーズ三作目。

    姉に頼まれた品々を買いに、久城が首都のデパートに出かけ、そこで事件に巻き込まれる話。
    ヴィクトリカは風邪を引いて寝込み、学園内から久城と電話でやり取りをし、事件を解決に導きます。
    グレヴィールの登場多目。彼の過去も少し垣間見えて、なかなかおもしろかったです。

  • 4829162732 302p 2006・12・1 9版

  • 現代でもデパートは怖いところです。いろんな意味で。ヴィクトリカの「いるっ!」は卑怯な可愛さ。

  • 険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。その広大な敷地の奥の奥に迷路庭園を潜り抜けた者だけがたどりつく小さな家がある。その童話の世界のような場所で囚われの妖精-少女ヴィクトリカ-は寂しく、想いを巡らしていた。まだ見ぬ書物について。世界のカオスについて。そしてとある少年のことについて。

    GOSICKⅢ
    日本からの留学生久城一弥は風邪をひいたヴィクトリカを置いて、一人ソヴュール王国の首都ソヴレムを訪れる。姉、アヴリル、セシルのお使い-青い薔薇-を手に入れる為に。巨大な高級デパート「ジャンタン」で買い物をする彼は闇の奥に光る人形の瞳を目撃する・・・。


    今回の注目pointは「ヴィクトリカがいないこと」です。ジャンタンに訪れた一弥はこの高級デパートに潜む闇に一人で挑むことになります。電話でヴィクトリカの助言を仰ぐことになりますが、基本その場で起きる出来事には一人で立ち向かいます(ドリルもいますが)。


    また「ヴィクトリカの感情の変化」もpointです。ヴィクトリカは風邪をひいた為に弱気になっているのか一弥に対して素直に感情を示します。これが第3巻までで一番の変化でしょうか。また一弥のヴィクトリカへの変化としては格闘技の本を兄から貰っている点からも推測できます(アブリルにも気を回しなさいw)。


    そして、ソヴレムにおける事件と闇に挑む一弥に関わるキャラクターも印象的。そもそもGOSICKはホラー要素が満載が魅力の一つだと思うんですが、そこに絶妙に関わるアナスタシア、ルイジ、老婆・・・。良いです。またブロワは今回ただの嫌な野郎では無く刑事としての何かを見せてくれます、まあそこには彼なりの意地があるようですが。


    この「青い薔薇の下で」はGOSICK要素抜群な気がします。事件の真相を暴く展開も納得です。


    余談
    しかしセシルは一弥を可愛がっているのに「あの子が犯人」なんて言いますかねw

  • 険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。その広大な敷地の奥の奥に、迷路庭園をくぐりぬけた者だけがたどりつく小さな家がある。その童話の世界のような場所で囚われの妖精―少女・ヴィクトリカは寂しく、想いをめぐらしていた。まだ見ぬ書物について。世界の混沌について。そして、とある少年のことについて。日本からの留学生・久城一弥は、風邪をひいたヴィクトリカをおいて、ソヴュール王国の首都ソヴレムを訪れる。姉、アヴリル、セシルのお使い―「青い薔薇」という宝石を手に入れるために。巨大な高級デパート「ジャンタン」で買い物をする彼は、闇の奥に光る人形の瞳を目撃する。動き出すマネキン。消える人々。そして、闇の中に蠢く謎。ヴィクトリカの知恵の泉の手助けなしに独り一弥は謎に挑むが…。絶好調ゴシック・ミステリー第三弾。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    ヴィクトリカは風邪でダウン、一弥は1人で都会に出て事件に遭遇。
    今回のストーリーや謎の真相はわかりやすかった。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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