お医者さんにガーベラ (プラチナ文庫)

著者 :
  • フランス書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829624623

感想・レビュー・書評

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  • BLはキャラクターで勝負かな…と思わせられました(BL小説初心者)ややチャラのお花屋さん×ツンの医者ウヒャーーーー//////
    最近ややチャラくらいの…人懐こい系のキャラクターいいなあと思います。実際にいたら、私はこういう人と打ち解けるには相当時間かかるだろうと思いますけど…
    お花屋さんが本当にイケメンで、くそっかっこいい!とずっと思ってました…非実在イケメン…どさくさに紛れて、甘やかす権利をもらい、それを甘んじて受ける医者も融通きかなすぎだろう!も、萌え。

  • 攻め:花屋・九条夕焼
    受け:医師・大野木甫


    K大リハビリテーション科の医師・大野木は整形外科から講師として来ている。が尊大な態度が災いして孤立している。しかも自分の部下は弟の彼氏という複雑な関係に面白くない。
    その二人の中むつまじさに泥酔した夜、病院へ出入りの花屋・九条に助けられ…。


    プライドが高く自己表現力の低さが災いして人付き合いの下手な受け・大野木を大きな包容力で甘やかして支える年下の九条がいい。
    どういう付き合いになるのか、続編読まなきゃ。

  • ほのぼのしていて読後感も良い。
    攻が聖人君子すぎるのが玉に瑕といったところ

  • 不器用で言葉足らずな大野木甫(お医者さん)と九条夕焼(お花屋さん)と甫の弟、遥(パン屋さん)と甫の同僚?部下?で遥の恋人、知彦(理学療法士)のお話。
    長い間積みましたが読み始めたら一気に読めました♪ 
    甫って真面目で、不器用で、言葉足らずで、半分、自業自得じゃない?っと思うようなところもあったけどズタボロになったときは本当に可哀想でした。
    お花屋さんの夕焼、始めは、うさんくさい感じもありましたが、甫のことが大好きで甘やかしまくっています。
    甫を包み込むにはちょっと年齢が若すぎるのが気になりましたがまあいいか(笑)

  • 思った以上によかったんだけど、意外とメインの二人(花屋×医者)が接触してるシーンって少ないような・・・
    弱ってる医者を花屋が甘やかす設定なので、医者がどっかでヘコんでくれないといけないワケで・・・。
    シーンとしては医者と弟の恋人との接触の方が多いような・・・・。

    過保護に育てた弟はよりによって病院の部下の恋人になり、医学部を辞めてパン屋になり。
    完璧主義の甫はヤケ酒を飲んで、たまたま通りがかった花屋の九条に醜態をさらす。
    昨夜のことを黙っている代わりに「あなたを甘やかす権利をください」と言われ・・・

  • ほのぼの?うんほのぼの

    ありえる人間関係のごたごた。
    主人公に感情移入するタイプの人は読んでるうちにだんだん鬱になってきます。
    が、最後に救われる。
    どっちかって言うと感情移入したほうが楽しめると思います。
    途中で教授を殴りに言ってやろうかと思いだす。


    絶対に最後から読むとかしちゃいけない小説(友人に後ろから読む人が居る)

    あと、絵がとても好き。

    お花屋さんに救急箱も読みたいけど本屋で見つからない…!!

  • K医大の話だとは知らず、レーベルが違うから驚いたw甫は優秀で勤勉だけど生真面目で堅物で仕事に対してストイック。それを絶対権力的な医局トップである甫に要求されたら部下としては息が詰まるばかりだというのも理解できるけど、部下たちに反旗を翻され傷つく甫の姿が辛い。しかも弟からも責められちゃってブラコン・甫には痛恨の一撃。角張った印象の甫を優しく包み込むのが年下とは思えない包容力の九条。甫の角が九条を破ったりしないかと少々不安だけど、柔軟性も伸縮性もある九条に包まれて甫の角が取れて丸くなっていくといいな♪

  • 頑固で厳しい医師の甫は整形外科から転任したリハビリテーション科で著しい成果を上げるが、自他共に厳しい態度が理学療法士たちと溝を生んでしまい四面楚歌状態。
    表面上は平然としていた甫だが、耐え切れずに泥酔し倒れていたところを花屋の夕焼に拾われそれはそれは丁寧に大切に開放される。
    翌日、二日酔いで起きる事もままならない甫に優しく慈しむ態度で接し、「あなたのことが好きなんです」と告白される。
    翌日の勉強会が始まる前に谷田部から「もう先生の勉強会に出るのはコレが最後です」、と告げられ驚く甫。中でも溺愛する弟、遙の彼氏で部下でもある深谷には厳しいながら目をかけていたにも係わらず、古参の理学療法士側に付かれた事に愕然とする。
    甫は元の職場に期日よりは早いが戻ったほうがお互いの為ではないかと上司であった教授に相談に行くが見事に玉砕。
    身の置き所の無くなった甫がたどり着いたのは優しい夕焼の花屋で。
    身も心もボロボロの甫を夕焼の優しさが包み込むように癒してくれて、期間限定の恋人になります。
    8歳年下の夕焼ですが、すっぽりと甫の心を包み込んでくれます。

  • とにかく可愛かった!!でも最後まで読み続けないと胃がキリキリ。主軸の受け子に感情移入しすぎてどん底に落ちるまでのシーンで、じわりときてしまった。花屋さんの甘やかしっぷりが最高に良かった。ほんともう沢山甘やかしてあげて!って思える一冊。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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